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ゴルフにおいて、センスのある人とない人の違いって何がある?

  • 2024.10.29

どんなスポーツにおいても、経験がなくてもコツを掴むのが上手かったり、上達スピードが速いと「センスがある」と言われます。では、ゴルフにおいて「センスのある人」とは具体的にどういう人で、どういった特徴があるのでしょうか。数々のレッスン生を見てきた村井良行プロに話を伺いました。

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ーーゴルフにおいて、「センスがある」と感じる人の特長、「センスがあまりない」と感じる人の特長をそれぞれ教えてください。

村井プロ(以下、村井)「センスのある人の特徴としては、『マメで研究熱心』『一人で練習するのが好き』『ゲーム感覚でゴルフを楽しめる』『うまくいかないことも楽しめる』『野球やテニス経験者など、スイングの動作に慣れている』といったことが挙げられます。また、ゴルフは再現性を求めるスポーツなので、リズム感のある人や自分で考えて行動できる人も上達が早いですね。他にも、手軽な上達法などに手を出さず、上手くなろうと思ったら素直にレッスンに通う人もセンスがあると言えるでしょう。対してセンスがない人は、これらの逆の特徴を持っていることが多いですね。」

――センスのある生徒とそうでない生徒の上達スピードに、具体的にどのような違いがありますか?

村井「個人差はありますが、環境を整備できる人、つまり練習する環境を自分で作れる人は強いですね。また、上手な人は膨大な数のボールを打っています。逆に言えば、センスのない人でも反復練習を継続してできるのであれば上達していくはずです」

――センスがないと感じる生徒が陥りがちな間違いや悪い習慣はどのようなものがありますか?

村井「一つのことを続けないで、あれやこれやと目新しいものにどんどん手を付けていく人が多いですね。ゴルフはある程度同じ練習を継続しなければいけないのに、ちょっと上手くいかなくなったらといって別のことを始めてしまう人は上達が遅れがちです」

――初心者の場合、ミスを連発したり、ラウンドでは思うようにプレーできず、「自分はゴルフのセンスがないのでは?」と感じる人も多いと思うので、こういった方にアドバイスがあればお願いします。

村井「まず、プロでもミスするような難しいスポーツだということを理解してほしいです。ゴルフはほとんどがミスで成り立っているようなスポーツですから、『ミスしてもいいや』ぐらいの心持ちでいることが大切です。プロ野球選手だって、全ての打席でホームランを打てるわけではありません。大谷翔平選手だって空振り三振することもあるのです」

「またゴルフを始めた人の多くは、やればやっただけ成果を求めますが、上手くいかなかったときに挫折してしまいます。ゴルフは努力に対して成果が見えづらく、急激な成長がなかったりするんです」

「もちろん上達すればゴルフは楽しくなってきますが、たとえ上達できなくてもゴルフを楽しめる人は結果的に上達しやすくなります。例えば、『自然のなかで体を動かせる』『人とおしゃべりできることが楽しい』『コースをどう攻略するか考えるのが好き』といった楽しみ方を見つけられる人は、長くゴルフを続けられて、結果として上達しやすいのです」

ゴルフにおける「センス」とは、単純な運動能力だけでなく、継続力や楽しむ力も含まれているようです。そのため自分のペースで楽しみながら続けることが、結果的にゴルフ上達への近道になるのかもしれません。

取材・文/夢書房 取材協力/村井良行(JGTOトーナメントプレーヤー、池袋ゴルフアカデミー代表)

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