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【専門医が解説】目元のシワやクマの改善に効くケア方法は?フェイスマッサージって効果ある?【専門医が解説】

  • 2024.10.29

仕事に子育てに家庭のこと、趣味etc……と毎日忙しい40代ですが、いつだってキレイでいたい!
毎日のスキンケアや美容にまつわることで「実は疑問に思っていた」「本当のところどうなんだろう」と感じている〝気になる美容のこと〟を、肌の専門家である泉さくら先生にお話を伺いました。

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目元のシワやクマを改善するためにできる簡単なケア方法は?

泉さくら先生

目元のクマは全部で4種類あると一般的に言われていて、青クマ、赤クマ、茶グマ、黒クマとそれぞれ原因が違います。 赤、茶、黒クマに関しては、摩擦によって基礎沈着を起こしたり、改善するどころか悪化してしまう可能性があるのでマッサージはオススメしません。 現代の人はスマホやパソコンなどでの眼精疲労が多いので、ホットタオルで目元を温めたり、保湿効果と油分が高いアイクリームで保湿をすることが大事になってきます。このようなホームケアは、疲れや寝不足での青クマ・茶グマにも有効です。 気をつけたいのはメイクを落とす時の摩擦。結構こすってしまう方も多いので気をつけましょう。

フェイスマッサージは本当に効果があるの?やらない方がいいの? 正しいやり方や注意点とは

フェイスマッサージは医師の観点で言えばメリットはほぼないです。肌をマッサージするってことは摩擦を加えているということ。 そもそもお顔は筋トレするところでもないですし、マッサージするところでもないです。 摩擦によってお肌にメラニンが集まってきてシミの原因になったり、肌が引き伸ばされることで、表面のコラーゲンとかエラスチンという肌の保持をしてくれる成分が、ぶちぶちって切れてしまって、たるみの原因にもなります。 私たちの皮膚の表面は、菌がたくさんいるんですが、普段は皮膚のバリアが菌を守ってくれています。顔の皮膚はとても薄いので、マッサージをすると小さな傷から細菌感染して炎症を起こすリスクもあります。 ただ、一時的なむくみを取りたいという場合は、クリームやオイルとかをつけた状態で指の腹で優しくマッサージを少ししてもいいとは思います。時間も長くて5分ですね。 1方向に向かってのマッサージで、コラーゲンやエラスチンの伸びを抑えましょう。マッサージの後はゴシゴシ洗ったりせずに、蒸しタオルなどで優しく拭き取ってください。

泉 さくら先生

皮膚科医・COCO MEDICAL CLINIC (ココメディカルクリニック)院長。琉球大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。メディア出演や記事の監修も行う他、インスタグラム(@izumi_2019)では正しいスキンケア情報を発信。

取材/尾崎亜佐子

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