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Xで定期的に万バズする「俺が米いくから?」画像 実は切ない裏側があった…大泣き男の正体とは

  • 2024.10.29
「さよならプロポーズ2」より (C)AbemaTV,Inc.
「さよならプロポーズ2」より (C)AbemaTV,Inc.

【写真】ユウ君とミドリがキス…「さよならプロポーズ2」より

X(旧Twitter)にたびたび登場し、人々が大喜利のようにコメントを置き換えて楽しんだり、画像を加工して拡散されていく“愛され画像”もしくは“おもしろ動画”というのがある。“ミーム”と呼ばれるそのブームになると、Xではたちまち万バズ(数万単位でいいねが付く状態)になり、SNSユーザーならば数日間はその画像を見かけることになる。トップ画像に置いた、女性の横で泣きじゃくる男性の画像を見たことがあるだろうか。「俺がカボチャの天ぷらで米いくから?」「俺が課金してるから?」などという一言でボケる大喜利ネタとしてXで定期的にバズっている。この画像はどこから来たものなのか紹介していく。

結婚観に温度差のあるカップルが“結婚”か“別れ”かを選ぶ

「さよならプロポーズ2」より (C)AbemaTV,Inc.
「さよならプロポーズ2」より (C)AbemaTV,Inc.

号泣しながら彼女を見つめて何かを訴えている表情の彼氏。このシーンの元ネタはABEMAで2020年に放送された「さよならプロポーズ2」から広まった。

「さよならプロポーズ」の番組企画は、結婚に踏み切れない2組のカップルが7日間の海外旅行を経て、最終日に“結婚”か“別れ”のどちらかを必ず決断する結婚決断リアリティ番組。現在はシリーズ3作目となる「さよならプロポーズ via ギリシャ」(毎週木曜夜9:00-10:00 ABEMA SPECIALチャンネル)が無料放送されている。“さよプロ”の愛称で親しまれ、結婚という人生の大きな決断を悩むカップルが旅する姿を見せながら、相手を思うことの大事さや、現実問題との向き合い方を映し出していく。

“ミーム”化している彼氏は、シーズン2に出演した、交際約3年でバーテンダーの27歳・ユウ君。ゲーム制作会社に勤める27歳・ミドリとのカップルで、「こんなに人をすきになったのは初めて」と結婚を熱望するユウに対して、「結婚するメリットが分からない」と結婚に消極的なミドリという温度差アリの2人がメキシコ旅をしながら結論を出す途中での1コマだった。

人生の岐路に立ったカップルの本気の涙

「さよならプロポーズ2」より (C)AbemaTV,Inc.
「さよならプロポーズ2」より (C)AbemaTV,Inc.

すれ違いが生まれているときのカップルの会話ほど気まずいものはない。決断の時が迫る重苦しい食事の場で、追い詰められたミドリはついに涙を流した。そんなミドリにユウ君が結婚への本心を問うと、ミドリは「結婚はできない」「家事できないからだよ」と回答。しかし、家事が本当の理由でないことを察知したユウ君は「本当は何のことが不安なの?俺がお金ないから?」と問いかけながらミドリを抱きしめ、経済面での自責の念を涙ながらに吐露し始めた。この「俺がお金ないから?」という言葉が、あの泣き顔を生んだ一言である。旅の中でミドリは最終的にユウ君の思いを受け入れて2人で帰国したが、その後は破局したという報告をブログでしていたりもするので、当人たちは外野に茶化されるのはもうお腹いっぱいなのかもしれないが、写真の画力が強いために彼の泣き顔はまたいつかバズってしまうのかもしれない…。

結婚するにはお金の問題や、家事分担、どうしても譲れないことのすり合わせなど、2人の価値観を歩み寄せる時間が必要。その話し合いをせずに勢いで結婚に踏みきるカップルもいるだろうが、“結婚”か“別れ”かを決断するこの番組に参加してきたカップルは、真剣そのもの。

第6話が放送された「さよならプロポーズ via ギリシャ」 (C)AbemaTV,Inc.
第6話が放送された「さよならプロポーズ via ギリシャ」 (C)AbemaTV,Inc.

現在、最新シーズンの「さよならプロポーズ via ギリシャ」(毎週木曜夜9:00ー10:00)に参加中のカップルは、交際約3年でプロポーズしたものの入籍に踏み切れないアオイと同棲開始をきっかけに愛情表現の減少とセックスレスに悩むモナ、そして、「“好き”だけで結婚して良いのか」と悩むシュウヘイと、進まない関係に不安が募るものの嫌われたくないという気持ちから飲み込んでしまうカホの2組。11月7日(木)放送の最終話に向けて、決断の時が迫っている。

カップルの数だけ結婚への悩みがあり、幸せの形が異なるので、どんな答えを出すのか見守りたくなってしまう。見ているうちに、参加者に投影して自分がどんなことを大事に生きているかを感じることができるので、“ミーム”画像をきっかけにして、本編を視聴してみるのもいいかもしれない。

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