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【シェフ日高の師】ルイジさん思い出の味♡「タラのトマトカレー風味」に挑戦!淡泊なタラはバターでコク増し

  • 2024.10.29

南青山のイタリアン、リストランテ アクアパッツァの日高シェフと言えば、テレビを始め様々なメディアによく出ているわたしも大好きなシェフの一人です。自身のYouTubeチャンネルでも素敵なイタリアンをお弟子さんと一緒に披露していますが、今回はシェフ師匠との思い出の味を再現してみます。このタラを使った料理は、イタリア人シェフ・ルイジさんの得意料理なのだとか。なかなか見かけない一皿なので、ぜひとも習得したいです♪



日高シェフの「タラのトマトカレー風味」の材料と作り方

【材料】※4人分
・生タラ(または冷凍タラ)…一口大に切ったもの8切れ
・エシャロット…1~2個
・玉ねぎ…1/2個
・パセリ…大さじ1
・にんにく…1/2かけ
・バター…50g
・生クリーム…200ml
・カレー粉…小さじ1
・ブランデー…30ml(白ワインでも可)
・トマトペースト…小さじ1
・オリーブオイル…適量
・塩…適量
・白こしょう…適量
・小麦粉…適量



エシャロット、玉ねぎ、パセリ、にんにくはみじん切りにしておきます。
タラの両面に軽く塩を振っておきます。

【作り方】※調理時間:25分

1. ボウルに生クリーム、トマトペースト、にんにく、カレー粉を加えてよく混ぜます。



2. タラに小麦粉をまぶし、オリーブオイルを入れたフライパンに皮面を下にして並べます。



3. 中強火にかけて焼き、皮面に焼き色がついたら裏返します。


※身がほぐれやすいので、ヘラを使うことをおススメします。

4. 中まで火が通るように焼きながら、全部の面に焼き色をつけます。



5. タラを取り出し、そのままのフライパンにバターを加えて玉ねぎとエシャロットを炒めます。


6. よく炒めたら、その上にタラを汁も一緒に戻します。



7. ブランデーを入れてフランベして、アルコールを飛ばします。


※危ないので、注意してフランベしてください。

8. ソースを加えて煮込み、味を見て塩、白こしょうを加えます。


※逆にソースが濃い場合は水を加えてください。

9. パセリを散らします。



10. 器に盛りつけて、出来上がりです。



エシャロットの香りとバターの香り、そしてもちろんカレーの香りが調理をしているうちから鼻をくすぐり、出来上がりが待ち遠しくなる一品です。しっかり火を通したタラは表面が香ばしく、でも中の身はホロホロでソースにもよく絡みます。そのまま食べてもすごくおいしいのですが、ご飯の上に乗せてもきっとおいしいはずですね。ちなみに、イタリアンではカレー風味はあまり使わないそうです。

日高シェフが師匠と呼ぶルイジ・フィダンザーさんはイタリア人で、第二次世界大戦で19歳で海軍に召集されて日本に来ていました。ところが敗戦によってイタリアに帰れなくなったために関西にお店を出し、そこから日本に気取らないスタイルのイタリア料理を広め、日高シェフがイタリアに行きたくなったきっかけを作った人でもあります。イタリアでは干しダラをよく料理に使いますので、このレシピも元は干しダラだったのかもしれません。

エシャロットは玉ねぎの一種ですが、玉ねぎとにんにくを合わせたような香りがあるため、よくソースの材料として使われます。日本の家庭料理では使わない香味野菜ですが、エシャロットを使ったソースはとにかく香りがよくて驚きます。エシャロットはバターと相性がいいのですが、実は日高シェフの動画の最後の方に、「バター使わなかったね」という衝撃的な一言がありました。再確認しても確かにバターは使っていなかったのですが、今回は玉ねぎとエシャロットを炒めるところで使うオリーブオイルをバターに変更して使いました。50gはどう考えても入れすぎですが、バターの方がおいしいとわたしは思います。

本格的なのに簡単でおいしいイタリアンですので、ぜひ作ってみてください!

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