パットのレッスンはアマチュアもマネやすく、ビギナーも上級者もパットの打数を減らすのはスコアアップに直結する。女子プロ3選手が教えてくれたナイスパットのための簡単テクニックを実践して次のラウンドでは、グリーン上でのもったいない1打をなくそう!
感覚が研ぎ澄まされて本番でタッチが合う
パットの打数を減らすには、スタート前の練習が大事ですよね。私の場合、練習グリーンに行ったら、まず10メートルの距離を測り、1球目を打ちます。そして結果を見ずに、ボールを打った感覚で「距離感の強弱」を判断します。「ちょうどいい」と判断して打球がカップをオーバーしていたら、そのグリーンは速い。反対にショートしていたら遅い。こうしてグリーンコンディションをつかみ、2球目、3球目とタッチを合わせていけば本番で役立ちますよ。
頭が動かず軸がブレない
2球目、3球目も、結果を見ずに下(ボール位置)を見続けると、ヘッドアップのミスも直る
3球目でタッチを合わせる
1球目がオーバーしたら、2球目は弱めに。そして、3 球目で距離がピッタリ合うようにタッチを合わせていく。こうすると感覚が研ぎ澄まされて、距離感のよさが向上する
いかがでしたか? まずは10メートルから距離感を掴んでいってみてください。
永嶋花音
●ながしま・はなね/2001年生まれ、東京都出身。157㎝。21年のプロテストに合格。24年シーズンは、ステップアップツアーの開幕戦でプロ初優勝を飾った。イントループ所属。
構成=小山俊正
写真=田中宏幸、相田克己