1. トップ
  2. エンタメ
  3. 【INI木村柾哉】ラブコメディで全世界の胸キュンを奪う♡【sweet web独占】

【INI木村柾哉】ラブコメディで全世界の胸キュンを奪う♡【sweet web独占】

  • 2024.11.6

11月8日に公開の映画『あたしの!』で映画初出演&初主演を果たしたINIの木村柾哉さん。
学校イチの王子様、御供直己(みともなおみ)を演じた彼に、映画の見所から、今の気持ちを赤裸々に語っていただきました。
キュンキュン間違いナシの彼の言葉をしっかり読み込んで、映画館に直行しましょう!

女のコとの距離の取り感は

直己から見習っていきたい!

――今回木村さんは、映画初出演で、あこ子役の渡邉美穂さんと共にW主演&初主演を務められましたが、この作品に参加することが決まったときの率直な感想は?

木村柾哉(以下、木村)「めちゃくちゃ嬉しかったと同時に、やっぱりプレッシャーは大きかったです。『僕で大丈夫かな』という不安はありましたね」

――役が決まってから、まずしたことは?

木村「原作を読みました。原作でストーリーや世界観をしっかり把握したうえで台本を読みました」

――原作を読んだ上で、演じる際に原作通りに再現しようといった考えはあったのでしょうか?

木村「僕が演じる御供直己(みともなおみ)という人物のキャラクターなど人となりをしっかり把握したうえで、台本には書かれていない彼の背景だったり、彼らしい仕草なんかを掴みたいなと思いました」

――木村さんが演じた直己はどのような男の子だと思いますか?

木村「本人はただただ優しい人なんだけど、その中でその優しさに嫉妬したりする人もいたりしている中で、いつからか自分の感情を押し殺していく方向に進んでいっちゃっている。それは本人にとっては、そんなに苦ではないけれど、そのせいでまわりからミステリアスなキャラクターに仕立て上げられてしまったりして。いつからか直己自身も他人優先の日々が当たり前になってしまっているんですよね。なので、誰にでも優しいんだけど、心の底から本当の仲良しにはなれないんだろうなっていう空気をまとっている人物なのかなと思います」

――直己を演じてみて、彼のモテポイントはどこにあると思いましたか? また、見習いたい部分があったら教えてください。

木村「まずは英語が堪能ということが何よりも見習いたいなと思いました。モテポイントは、女のコとの距離感の取り方。本人は思わせぶりにしているつもりはないけれど、思わせぶりに感じちゃうような距離感なんですよね。僕的にはカラオケのシーンで紙ナプキンを使ってバラを作るシーンがあるのですが、あんなことされたらさすがに笑っちゃうくらいハートにクリーンヒットするんじゃないかと思います。僕だったら大爆笑しちゃいますけどね(笑)。でも、それすらもキュンに変えてしまう直己のパワーがとんでもないなと思いました」


――監督・撮影・編集を担当された横堀光範監督からは、演じるうえでなにかリクエストはありましたか?

木村「読み合わせの時点では、監督から全体的な方向性のお話をお伺いしつつ、現場がスタートしてからは僕のやりたいようにやらせていただけたと思います。フリーで演技させてもらいつつ、監督の描きたいものと違う場合は、その都度話し合いながら丁寧に作っていけたんじゃないかと思います」

――演じたいようにフリーで……となると、逆に難しかったのではないかと思うのですが?

木村「僕自身は、撮影するシーンごとに感情を整理しながら演技ができたので、逆にありがたかったです。逆に自分が思い描いていた感情と全く違うものをリクエストされてしまったらテンパりそうだなと思っていたので、そういう意味でも、よかったなと思っています」

――演技をしていく中で感情を作りづらかったシーンはありましたか?

木村「作りづらいのとは違うのですが、直己は全体的にあまり感情の起伏がないので、読みづらいキャラクターなんですけれど、最後の最後でやっと自分の気持ちを大切にして一歩踏み出すシーンがあるのですが、そこは、前半と違う感情を見せる必要があって、その気持ちの変化をどう表現するかというところにはこだわりました」

――そのシーンはどのように作り上げていったのでしょうか?

木村「あこ子とのやりとりの中で、感情が変化していくので、渡邉美穂さんが演じる、感情豊かなあこ子に引っ張れながら、演技を組み立てていきました」


メインキャストの4人は役と同じく女のコ2人が強めでした!

――監督からかけられた言葉で印象に残っている言葉はありましたか?

木村「カットがかかるたびに『直己、いいじゃん』みたいな言葉をかけていただけたことで、安心して演じることができたと思います。僕自身、(映画出演&主演が)初めてだったこともあって、手探りで演技をしている部分もあったのですが、監督からそういう言葉をいただけたことで、その都度、答え合わせができたというか、(今ので)よかったんだ、と思えたので、その積み重ねが自信につながっていったのかなと思います」

――台本を読んでから撮影に入る前に楽しみにしていたシーンは?

木村「全部楽しみだったのですが、成田葵央(なりたあお)とのシーンは全体的に楽しみでした。ラブコメではあるのですが、友情が垣間見えるシーンだったので、その関係性なども丁寧に演じたいなと思いました。成田を演じた山中(柔太朗)くんとは元々知り合いだったこともあって、そのやり取りを楽しみにしていました」

――あこ子役の渡邉美穂さん、谷口充希役の齊藤なぎささん、成田葵央役の山中柔太朗さんの4人のシーンが多かったと思うのですが、どのようにコミュニケーションを取っていたのでしょうか? また、主役としてどのようなことを意識していたのかを教えていただきたいです。

木村「最初の本読みの時点でメインキャストの3人とは仲良くなれたので、仲のいい関係性で現場に入れたってことが大きかったですね。主演として……って振り返ってみると、自分のことに精一杯だった気がします。作品のストーリーと同じく、渡邉さんが(現場を)引っ張っていってくれたのかなというのを感じていて、渡邉さんにはいろいろ助けていただきました」


――渡邉さんはあこ子という役の上では、ストレートに気持ちを伝えることができる猪突猛進な明るいキャラクターでしたが、撮影以外の場所でもそのキャラを発揮されていたということですか?

木村「そうですね、あこ子という役と同じくらい明るい方でした。たくさん引っ張ってもらいつつ、僕自身もお芝居の中では皆さんを引っ張っていけるような意識を持って臨めたと思います」

――作品を観た上での感想ですが、渡邉さんや齊藤なぎささんの方が主導権を握っていそうですよね? どちらかというと男子が振り回されている的な印象を受けました。

木村「そうですね。役柄としても女のコのほうがキャラが強いので(笑)」

――あこ子と直己として、2人の間合いや空気感はどのように作っていったのでしょうか?

木村「台本に書かれていない部分に関しては、それぞれのカットごとに自分たちで話し合いながら空気感を作っていきました。たまに、急に本番でアドリブが来たりすることもあって(笑)。あとは、あこ子メインの撮影の後ろで(直己が)映り込んだりしているシーンなんかも、二人の関係性がわかりやすい場面だと思うので、そういう部分もしっかり相談しながら作り込んでいきました」


主題歌の『Break of Dawn』は直己の気持ちで歌いました

――主題歌はINIの『Break of Dawn』です。ご自身の曲が主演映画で流れているのを見たときはどんな気持ちでしたか?

木村「この曲は歌い出しが僕で最初のパートを歌っているのですが、試写を見たときに、直己とあこ子の大切なシーンで僕の声が流れるっていうのがインパクトがありすぎて(笑)。自分の声が、2人の世界観を邪魔してるんじゃないかって、思うくらいだったのですが作品としてはすごいエモい感じに仕上がっていましたね。『Break of Dawn』の曲調も、theラブコメという感じではなくしっとりした大人の雰囲気で、4人のそれぞれ成長した姿を感じてもらえる曲なのかなと思えたので、すごくお気に入りの1曲になりました」

――この作品の主題歌ということで、木村さんはどんな気持ちで歌を歌っていたのでしょうか?

木村「レコーディングのときは直己の役をやっている真っ只中だったので、直己の気持ちで歌っている部分はありましたね」

―この作品の最初の方で『IN1(アイエヌワン)』という人気グループの話題も出てきていましたよね?

木村「面白いなって(笑)。ちょっとひねってくれて嬉しいです。僕的にはINIがこんな形で登場できるってなかなかないので。そういう、ちょっとした部分にもいろいろな仕掛けがあるので、ぜひ、聞き逃さずに楽しんでいただけたらと思います。ほかにも水族館のシーンでは監督が魚の動きとかも指示を出していたので(笑)。そういうところもしっかり見て欲しい」

――水族館のシーンは予告編にも出ているんですけれど。皆さん浴衣も着ていて、そのほかは制服のシーンが多いので印象に残っています。水族館のシーンで印象的だったことは?

木村「あこ子と直己のシーンで、初めて直己が自分の気持をぶつけるシーンは、すごく印象的だと思います。絵的にもすごくきれいで光の差し込み方なんかもエモくなっているので僕の推しポイントのひとつです」

――キラキラした青春が描かれている作品ですが、ご自身を振り返ってみて、これが青春だ、というシーンはどんな情景ですか?

木村「文化祭です。クラス一つになって何かを作り上げたことが青春だなって思います。文化祭で何かを作るって高校生の瞬間しかできないこと。演劇をしたり飲食店をしたりって小中学生ではできないことなので、高校生の瞬間しかできないことだったなって思います。僕は3年間の間で演劇の中でヲタ芸の披露とかしたり、テーマパークにありそうなアトラクションを段ボールで作ったりしました。ここからタイムスリップします、みたいな案内人もいて、江戸時代から順番に現世に戻っていく仕掛けを作って。それぞれ、ミッションをクリアすると、ひとつ先の時代に進めるみたいなアトラクションを作ったりしましたね」


秋デートは関西巡りでしっぽりが理想です!

――この作品は『あたしの!』というタイトルですが、木村さんの『僕の!』はなんですか?

木村「MINI(INIのファンの総称)です。ファンの方々は『絶対僕のもの』ってことで♡」

――木村さんがsweet読者とデートをするならと題しまして、秋デートの最強プランを教えてください。

木村「京都に行こうかな。京都らしくレンタルで二人でお着物を着て、抹茶とか和菓子とかの食べ歩きをしながら、紅葉も見に行ったりして。そのあと、お着替えを済ませたら私服に着替えてお寺を回ったりしてその日は終わりで、次の日は足を延ばしてUSJに行くという関西巡りはいかがでしょうか?」

――京都デートで彼女に着て欲しいデートファッションは?

木村「ちょっとシックな感じで揃えられたらいいなと思います。僕自身、あんまり色味のあるものを普段着ないモノトーン派なので、彼女だけ色が多かったらちょっとギャップができちゃうと思うので。せっかくの紅葉シーズンだから、僕らはあまり色を使わずに紅葉とか、イルミネーションとか自然の色を楽しめたらと思います」

――秋に向けて購入したものはありますか?

木村「カーキカラーのモコモコッとしたアウターを買いました。実はそれを春に買ったのですが、なかなか着る機会がなくて。なので、早くアウターを取り入れられる季節がこないかなって思っている最中です。あとは、最近、アクセサリーが気になっています。夏にブレスレットとリングを買ったのですが、元々はあまりプライベートでアクセサリーをつけるタイプではないんです。でも、夏場で薄着になるのでちょっと手元が寂しいなと思ってシルバーの小物を買い足したのですが、買ってからは自分でも意外だったのですが割とつけるようになって。これからも小物を増やしたいなって思っています。今、狙っているのはメガネ。メガネ男子になりたいなと思っています」


――作品の中で10代を演じたことで、20代の自分があの頃を振り返って、成長したなとか感じることってありましたか?

木村「10代の頃って知らないことが多いから、何に対しても目を輝かせて色んな人に聞いたりしていたけれど、最近はそれが少なくなってちょっとこなれてきちゃったかなっていうのはあります。何かを言われても『ああ、それね』みたいに、引き出しが増えたことが成長した部分でもあるけれど、ちょっと、寂しく感じる部分でもありますね」

――今回の映画出演&初主演はまさにフレッシュだったのではないですか?

木村「そうですね。わからないことだらけでした。この作品も含め、初めてすることってそんなにうまくいかないことが多いので、その壁にぶち当たったのも久しぶりの感覚なので、久々に、もっと頑張ろうって気合が入っている最中です」

――2024年も後半戦に入っていますが、INIとして、また個人としてやっておきたいことを教えてください。

木村「INIとしてはFAN CON TOUR『FLIP THE CICLE』の真っ只中。今年を締めくくるライブになるので、それを全力で成功させたいなと思っています。個人としては、なかなかプライベートな時間がなかったので、少しだけプライベートな時間が作れたらいいなと思っています」


INIのメンバーとして個人では俳優として。可能性を広げていきたい

――今回『あたしの!』に出演されて、演じることの魅力を再認識された部分はありましたか?

木村「ラストのシーンの撮影中、直己とあこ子の演技中に監督が涙を流していらっしゃったことがあって。それを観たときに自分たちの演技で監督の心を動かすことができたんだって思えたことが、自分がこれから演技をしていくうえでの自信に繋がりました。実はこれが自分の中では一番記憶に深く刻まれているんです。なので、今回、映画初出演、初主演を務めさせていただいたのですが、自分でも演技のお仕事に関しての第一歩を踏み出せたような気がしています。なので、ここにとどまらず、今後も色々な作品に出会えたら嬉しいですし、その中で、僕自身も役者として、成長していける俳優になりたいと思っています」

――そして、最後にsweet読者にsweetなメッセージをお願いします。

木村「読者の皆さん、キュンキュンしまくれちゃうと思いますので、ぜひ、劇場に足を運んでいただければとおもいます。また、劇場に足を運んでくださった皆さんに、僕からも愛をいっぱい伝えられたらいいなと思います」

――そこで、あのカラオケのシーンに出ていたバラの花を一輪いただけたらと思うのですが。

木村「はい。気持ち的には、全ての劇場であの紙ナプキンのバラを持って待っていたい気持ちです!!!」

――最低何回、観て欲しいというのはありますか?

木村「最低でも4回観ていただきたいです。メインキャスト4人のそれぞれの目線で楽しんでいただけたら、いろいろ感じることが違うと思うので!」

――4回は誰を誘っていけばいいですか?

木村「1回目は友達、2回目は恋人、3回目上司、4回目家族で(笑)」

――木村さんはどうしますか?

木村「メンバー一人ずつと映画館に行って、合計10回観ようと思います(笑)」

●CINEMA INFO

映画『あたしの!』11月8日全国ロードショー

STORY

正直で嘘がつけず思ったことは直ぐに口に出てしまうド直球で生きてきた関口あこ子(渡邉美穂)と、あこ子の小学生からの大親友・谷口充希(齊藤なぎさ)。高2の新学期初日、学校イチの人気を誇る1つ年上の先輩・御供直己(木村柾哉)がまさかの留年により2人の同学年に降臨! 即一目惚れしたあこ子と、好きではないと言いながら怪しい動きをする充希。ここから、負けられない恋の戦いが始まる!

CAST

出演:渡邉美穂/木村柾哉(INI)、齊藤なぎさ、小田惟真(THE SUPER FRUIT)、笠井悠聖、藤田ニコル、山中柔太朗、他

原作:幸田もも子『あたしの!』(集英社マーガレットコミックスDIGITAL刊)

監督・撮影・編集:横堀光範

主題歌:INI『Break of Dawn』(LAPONE Entertainment)

挿入歌:チョーキューメイ『シナモン』(神宮前レコード)

配給:ギャガ

©幸田もも子/集英社・映画『あたしの!』製作委員会


photo : NAOKI MURAMATSU
styling : TOGO MANAMI
hair & make-up : Sayaka
text : REMI SATO

※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

元記事で読む
の記事をもっとみる