シンディ・ローパー、マドンナとの確執は「対立を煽るためのでっち上げ」

マドンナは1983年にデビューアルバムをリリースし、同年にシンディ・ローパーは『She's So Unusual』でソロデューを果たした。ともに80年代にスターダムを上り詰めた2人は長年、確執を取り沙汰されてきたが、対立を煽った業界による作り話だという。

「80年代に音楽業界が、女性を対立させ始めたんです。実際には、そうした動きは60年代から始まっていました。彼らは女性たちを対立させ、ウーマンリブなどの女性解放運動が始まる前の状態に戻そうと企んだのです」と『ピープル』のインタビューで、シンディはマドンナとの確執説を否定。「『Like A Prayer』で彼女を見てすぐに『なんてこと、彼女が大好き！』と思い、それ以来ずっと大好きです」と語った。

シンディはこの夏に受けた「ガーディアン」紙のインタビューでもマドンナとの確執に触れ、女性同士の対立を煽る業界の構造について、「成功する女性は一人きりだなんて、一体どういうこと？」と反論。「マドンナは長年、偉大なポップソングを生み出し、私たちを楽しませてきた。ライバルではいたいけれど、対立するのは嫌。そんなことに興味は持てない」と語っていた。

2025年にキャリアをスタートさせてから45周年を迎えるシンディは、最後のコンサート・ツアー「Girls Just Wanna Have Fun Farewell Tour」を発表。2025年4月に来日し、6年ぶり通算15度目となる単独ジャパンツアーを開催する予定だ。

Text: Tae Terai

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