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夫の会社に泣きながら押しかけた私の「親友」。ささいなきっかけから悪夢のような日々がはじまった!

  • 2024.10.28

自分を慕ってくれ、楽しい時間を過ごせる自慢の親友。しかし、そんな仲のいい相手から突然裏切られたら? 信頼度が高ければ高いほど、そのショックの度合いは跳ねあがることだろう。

『ハイスペ夫略奪ママ友 女の友情は偽りでした』(きなりみや:漫画、つばさ:原案/KADOKAWA)は、親友と思っていたママ友に裏切られ、みずからの夫を狙われる恐ろしい日々を描いたマンガだ。

出会いは幼稚園の保護者会。「最近、夫が会社で出世した! 毎日幸せ!」と切りだすひとりの女性がいた。アイドルのような美貌の持ち主で、無邪気に喜びを表している。

その会社は主人公の夫が勤めているのと同じ会社。もしかしたらあなたの夫が上司なのでは?とメンバーのひとりが言い出したからいたたまれない。主人公自身はなにも言っていないのにマウントをとった形になり、その女性の恨みを買ってしまう。その場は丸く収まったものの、徐々に悪夢のような日々がはじまっていくのだった。

直接的にいやがらせをしてくるのであればわかりやすいが、その女性が用いる策略は実に巧妙だ。

まずは保育園が一緒であることを利用して、自分の子供をあやつり、主人公の娘にウソの罪をなすりつける。誰がやったのか証明も出来ず、主人公の娘は疑われ、次第に誰も遊んでくれなくなる。そこを狙って、娘とともに孤立する主人公に近づき、仲良くなるのだ。

まずは周囲の人間を排除する秀逸さ。その手管からは、手慣れたプロ意識のようなものすら感じられる。

そうやって「親友」といえる距離を構築し、まわりの人間を排除してから、本当の復讐がはじまる。次の標的は主人公の夫。会社に押しかけ、「うちの夫の不届きは私のせいなんです」と白昼堂々泣き叫び、同情を誘うのだ。「主人公の夫を我が物にしたい」がゆえのなりふり構わぬ戦略に、唖然とさせられる。そんな人が自分の身近にもいたらどうしたものかと、恐ろしさを感じずにはいられない。

自分には仲の良い親友がいる、と思っているあなた。その相手は本当に「親友」だろうか。本作を一読し、万が一の状況に備えてみるのもいいかもしれない。

文=ネゴト / たけのこ

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