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【京都蕎麦】京都を代表する明治創業の老舗☆名俳優や皇室御用達の京町家座敷「河道屋養老」

  • 2024.10.28

おおきに~豆はなどす☆今回は左京区聖護院にある明治創業の老舗蕎麦。老舗ならではの設えや名物『養老鍋』など、京都観光の食事処として外せない名店。

著名人も訪れる京都を代表する老舗蕎麦

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左京区聖護院、すぐ向かいには国指定史跡寺院『聖護院門跡』のある場所。ここに京都を代表する、明治43年(1910年)創業の老舗蕎麦『河道屋養老』があります。

以前にも京大病院帰りに何度か訪れたり。とりわけ京都へ観光に来る友人を案内したりすると喜ばれる蕎麦店。この日は遅めのランチ時、ちょうど近くを通りかかり、久々に食べてみたい!と思い、やってきました。

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店の門構えからも漂うただならぬ料亭感。さらに奥に進むと石臼を配した敷石のエントランス。お蕎麦屋さんらしい設えでもあります。

京都には『河道屋』を名乗る老舗蕎麦がいくつかあるのですが、元々江戸時代創業の『総本家河道屋』からの暖簾分け店である、と伝わっています。

そんな由緒ある老舗蕎麦ということで著名人の御贔屓も多く、名俳優・勝新太郎さんや高松宮殿下も訪問されたそうです。

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さらに建物は古い京町家で、三度笠や蓑(みの)、わらじなどが飾られ、古い佇まいを演出。靴を脱いで上がると板間の廊下から奥の座敷へとつながります。

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座敷部屋にはちょっと低めの机が一間にいくつか配置され、予めガスコンロが設置されているスタイル。お店では100人位収容可能で、個室もあるみたいです。

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そして、こちらの名物は蕎麦を鍋仕立てにした『養老鍋』。鍋料理というからには、複数人でないと注文できないのかと思いきや、お一人様からでも注文可能で、けっこう一人鍋を楽しまれる方多数なんだとか。

要は具沢山のうどんすきの蕎麦版のようなイメージのもので、具の内容としては地鶏や海老、九条ネギなどの野菜、そして京都らしい湯葉、生麩、飛竜頭(ひろうす)など。底冷えのする冬場など、きっと昔から好まれてきたお蕎麦なんだろうな、と想像できます。

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座敷からはお庭も見え、この時は金木犀が咲いていました。お庭にはモミジなどもあり、これから迎える紅葉時期にも良さそうな眺め。

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あと、床の間には石好きなら必見の珍しい菊花石。先々代が岐阜で入手されたものなんだとか。これ以外にも、古い掛け軸や絵画などが飾られていました。

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そして、おしながき。
蕎麦メニューが中心で、温or冷系蕎麦メニューが一通りあり、種類としては少なめに絞られている様子。で、今回は天ざる1600円を注文。釜揚げタイプもあるみたいですね。

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しばらくして登場の天ざるがこちら。
ざるそばと天ぷらが一体の容器に盛り込まれた、古いお蕎麦屋さん的風情の天ざる。他、蕎麦つゆと薬味類、蕎麦湯もセットになっています。

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蕎麦はわりと白い更科系ですかね。配合比は不明ですが、小麦粉など蕎麦粉以外の粉も配合されている様子。

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天ぷらはわりと太めの車海老が良心的に衣少なめで、等身大の海老天。それと、ししとうと海苔。

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まずはお蕎麦。
もっちりとした食感。蕎麦の風味も感じられます。麺の均一さからして機械製麺であると思われますが、他店とは違う独自製法であることは確か。

お隣で関東圏から来店されたお客が、東京の蕎麦との違いを語られているのを横で聞いていましたが、恐らくこちらの蕎麦は名物『養老鍋』仕様に製麺された、煮込んですぐ切れたり伸びたりしない独自のお蕎麦と想像します。なので比較としてはレアケースというか。

そして、蕎麦つゆは甘み少なめのキリリとした味わい。

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海老天は海老好きには嬉しいサイズ感で、しかも不必要に多めな衣でお腹いっぱいになることもない上品なやつ(笑)

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最後、蕎麦湯もたっぷりいただきながら、お座敷でゆったりと過ごしました。

ちょっと休憩がてらほっこりと食事できる、老舗ならではの設えとお蕎麦。京都観光で訪れる食事処として外せない老舗蕎麦とも言えます。ご参考に。ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

店名:河道屋養老
場所:京都市左京区聖護院西町1−1
電話:075‐771‐7531
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日

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