【29日は、日ざしの温もり】北海道の週間天気予報　気象予報士のポイント解説／2024年10月28日更新

北海道のあす29日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

28日の札幌は日が差したと思ったら雨が降って、強まって、と変わりやすかったですね。

28日正午の天気図を見ると、西に高気圧、東に低気圧、西高東低で冬に見られるような形になっているんです。等圧線の間隔も狭く、冷たい北風が強まり寒くなりました。
また、寒気の影響で海の上でポコポコと小さな雨雲が発生して、この雲が流れ込む日本海側やオホーツク海側で雨が降ったりやんだりとなりました。

29日になると、北海道付近に高気圧が進み、等圧線の間隔も広く風が弱まります。日ざしの温もりが感じられるでしょう。

29日の天気と気温です。
各地で日ざしが出るでしょう。最低気温は28日朝より6度前後低く、北見は－2度です。峠はもちろん、市街地でも濡れた路面の凍結に注意して下さい。日中は13度前後で平年並みです。

29日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
午後を中心に晴れるでしょう。札幌の最低気温は28日朝より4度低い6度。倶知安1度、千歳は0度です。日中は平年並みですが、28日より日ざしが出て風も弱く、過ごしやすく感じられるでしょう。

道北・空知です。
稚内や富良野、岩見沢は晴れるでしょう。そのほかは雲が広がりますが、雨が降る可能性は低くなります。朝は名寄や富良野で‐2度と冷えるでしょう。

道東・オホーツク海側です。
道東を中心に秋晴れとなるでしょう。朝は0度近くまで下がるところが多いです。空気はカラッとするので、ストーブなど火の取り扱いに気を付けて下さい。

南海上の台風21号の動きが気になりますね。
大型の台風21号はフィリピンの東海上にあります。今後北西へと進みますが、1日（金）に台湾の北でグッと進路を東に変え、2日（土）の午後3時に東シナ海で熱帯低気圧に変わります。
熱帯低気圧が3連休中に日本へ近づくおそれもあるので、今後の情報に注意して下さい。

週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
曇る日が多いですが、割合穏やかです。3連休は台風または熱帯低気圧の動きによって予報が変わります。気温は平年並みか高めでしょう。

つづいて、太平洋側です。
金曜日にかけて日ざしが出る見込みです。3連休は最新の情報をご確認ください。最高気温は15度前後の日が続き、季節の歩みはゆっくりです。

29日の札幌です！朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！
風が弱まって、もんすけはイチョウの木の下を歩いています。札幌市内でもイチョウがだいぶ黄色くなっていますね。北海道大学周辺も見頃ですね。

29日は日ざしが出て穏やかです。この時期らしい気温で、朝晩はコートなどが必要ですよ。日の入りは午後4時31分。4時前後には西日が眩しくなるので車の運転は気を付けて下さい。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※28日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU