1. トップ
  2. レシピ
  3. レシピの途中でパスタの9割が消える…?Xで話題の「ごま油とウィンナーのペペロンチーノ」を作ってみた

レシピの途中でパスタの9割が消える…?Xで話題の「ごま油とウィンナーのペペロンチーノ」を作ってみた

  • 2024.10.29

Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

料理研究家のだれウマ(@muscle1046)さんが公開した「ごま油とウィンナーで作るペペロンチーノ」のレシピの奇妙な文言が注目を集めている。

レシピの大まかな流れは、素材をごま油で炒めてから、フライパンに水とパスタを投入、ゆで汁が少なくなるまで具とパスタを一緒に煮込むというもの。ところが、だれウマさんが投稿したレシピ画像の「煮込む」フェーズに

パスタが残り1割になれば火を消して
出典:Togetterオリジナル

と書かれているのだ。

もちろん、こちらは「煮汁が残り1割になれば」の間違い。この誤植を発見したXユーザーが「美味しそーって思って作り方見てたら手順3でいきなりパスタの90%が失われてて笑った」とコメントしたことをきっかけに、「消えた9割のパスタの行方は如何に!?」「つまみ食いで9割減ってしまう激ウマレシピ」といったツッコミを伴って拡散されたようだ。

さて気になるのはそのお味。ペペロンチーノと言えばオリーブオイルで作るのが定石だが、ごま油で作ったらどんな味になるんだろう?さっそく作ってみた。

ゆで汁が少なくなるまでこまめに混ぜよう

「悶絶ペペロンチーノ」の材料は以下の通り。

材料(1人前)
パスタ 100g
ニンニク 2片
鷹の爪 1個
ソーセージ 3~4本
ゴマ油 大さじ1
水 350ml
塩 2つまみ(約2g)
コンソメ 小さじ2
バター 5g
イタリアンパセリ 適量
ブラックペッパー 適量
出典:Togetterオリジナル

まず、ニンニク2片を潰して粗みじんに切る。ソーセージを薄切りにしておく。鷹の爪は種を抜いておく。

ソーセージ4本で作るとかなりボリューミーになりそう 出典:Togetterオリジナル

フライパンにごま油を敷き、ニンニクとソーセージを入れて弱火で炒める。ごま油にしっかりとニンニクとソーセージの香りを移すためには弱火スタートが必須。焦らずじっくり火を通そう。

火が強いとすぐニンニクが焦げるので注意 出典:Togetterオリジナル

ニンニクにほんのり色がついて来たタイミングで鷹の爪を入れ、さらに弱火で火を通す。

ニンニクがきつね色になったら、水350ml、塩・コンソメを加えて中火にする。調味料が溶けたらパスタを加え、ゆで汁が1割くらいに減るまで火を通す。

フライパンで茹でるタイプのパスタレシピはこれまで何度か作ってきたが、気を抜くとすぐパスタがひっついちゃう&水が少ない分パスタの茹でむらが発生しやすいので、放置は厳禁。こまめにまぜながら熱を通そう。

ゆで汁1割はこれくらいの量 出典:Togetterオリジナル

水を入れてからちょうど8分くらいで、ゆで汁が1割くらいまで減った。ここで火を消して、バター、パセリを加えて軽く全体を混ぜて絡める。

皿に盛って、仕上げにブラックペッパーを振れば完成だ。

つまみ食いで9割消えかねない味

美味しそ~!!! 出典:Togetterオリジナル

たっぷりソーセージが入ったボリューミーな見た目。素晴らしい!さっそく一口食べてみよう。

ガツンと来る美味さ…!!!

ごま油がしっかり絡んだパスタは、ねっとりとした食感。全体的に塩気がしっかりしていて、ファーストインプレッションは「濃くて重たいパスタ」だ。だれウマさんによる「ラーメンのようなガツンとした味わい」という表現がぴったりだ。

ニンニク・ごま油・鷹の爪とそれぞれかなり味の強い食材を使っているが、ゆっくりじっくり熱を入れてパスタと絡めたおかげか、それぞれの味の角が取れ、相乗効果で複雑かつ奥行きのある味を生み出している。辛さも、全体にじんわりと効いているかんじ。

ずっと食べちゃうな 出典:Togetterオリジナル

ここにたっぷり入れたソーセージの旨味と、ピリッと来るブラックペッパーのアクセントが重なって、もうなんというかめちゃくちゃ美味い。

ごま油を使っているのでやや和風寄りのテイストになっているものの、ベースはしっかりと「ペペロンチーノ」の味だ。飽きない。ずっと美味しい。これは確かに、調理の途中でつまみ食いしてしまったらそのまま9割食べ終えかねない。

食べ終わる頃には額から汗が落ちるくらい体がポカポカしていたので、これから寒くなる季節にもぴったりの一品だと思う。

文:ふ凡社 編集:Togetterオリジナル編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる