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“新生”エマニュエルの魅力が匂い立つ!50年を経て生まれ変わった『エマニュエル』2025年1月公開決定

  • 2024.10.28

『エマニエル夫人』(74)の熱狂から50年、全てが現代に刷新され生まれ変わった『エマニュエル』が2025年1月10日(金)より公開される。あわせて本作の日本版ポスター、予告映像が解禁となった。

【写真を見る】“新生”エマニュエルの魅力が匂い立つ日本版ポスター

【写真を見る】“新生”エマニュエルの魅力が匂い立つ日本版ポスター [c]2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS
【写真を見る】“新生”エマニュエルの魅力が匂い立つ日本版ポスター [c]2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS

エマニエル・アルサンによる官能文学の傑作「エマニエル夫人」を原作とする本作。1974年にはジュスト・ジャカン監督、シルヴィア・クリステル主演で映画化され、日本でも大ヒットを記録した。50年の時を経て描かれる新生『エマニュエル』は舞台を現代に変えて展開する。監督は、フランス映画界で最も重要な存在の1人となったオードレイ・ディヴァン。前作『あのこと』(21)が世界で絶賛され、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、ルミエール賞作品賞を受賞し、英国アカデミー賞、セザール賞の監督賞にノミネートされたデイヴァンが、誰もが初めて体感、体験する、全く新しい官能映画を完成させた。

主演を務めるのは、『燃ゆる女の肖像』(19)、『TAR/ター』(22)など多くの話題作に出演するノエミ・メルラン。共演はウィル・シャープ、ジェイミー・キャンベル・バウアー、アンソニー・ウォンら国際色豊かなキャストたちが決定している。本作は第72回サン・セバスティアン国際映画祭でオープニング作品としてワールド・プレミアされ話題を呼んだ。さらに、日本では11月1日(金)夜に第37回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門でのアジアン・プレミアも決定し、上映後にはディヴァン監督が来日してのトークも行われる予定だ。

今回解禁となった日本版ポスターでは、彼女が裸体でベッドに横になる様子が切り取られている。エロティックに魅了しながらもどこかはかなさも感じさせる上品さ漂うビジュアルとなった。かの有名な籐椅子に腰かけ挑発的な視線を送るあのエマニエル夫人とはまた異なる魅力が印象的だ。

予告映像では、彼女が仕事で滞在しながら査察をすることになった香港の高級ホテルで、謎の男ケイ・シノハラ(シャープ)と出会い興味を惹かれていく様子からスタートする。さらにはホテルに集う妖しげな人々と交流を重ねることで、自身の内なる欲望を解放させていく様子がサスペンスフルに描きだす。飛行機内で男性を誘い、現地で出会う女性から性の手ほどきを受けるカットは、かつての『エマニエル夫人』を彷彿とさせる。今作では舞台をバンコクから香港のラグジュアリーなホテルに移し、夫人だったエマニュエルは仕事を持つ自立した1人の女性となり、心揺らしながらも、自身の<快感>を追い求め行動する様子が描かれる。

彼女は<真の快感>に辿りつけるのか?“新生”エマニュエルの魅力をぜひ劇場で体感してほしい。

文/鈴木レイヤ

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