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<ケチママ過ぎる>家族ぐるみでキャンプをするはずが → 前日「道具全部貸してね♡」って……予想外の展開に

  • 2024.10.28

子ども同士だけでもトラブルは付き物なのに、親同士になるとそれはもう大変な思いをすることもあるようです。今回は、筆者の知人Oさんが経験した「厚かましいママ友」エピソードをご紹介します。

画像: <ケチママ過ぎる>家族ぐるみでキャンプをするはずが → 前日「道具全部貸してね♡」って、ハァ!?

キャンプにハマったOさん

Oさんはここ数年、家族でキャンプに行くことが趣味になりました。キャンプにハマったことで、テントを2つ購入したりキャンプ道具を新調したりと、Oさんは家族の中で誰よりもキャンプにハマっていました。
家族でキャンプに行くことには慣れてきたので、次の目標は友達家族とキャンプに行くことだったのですが、なかなか周りにキャンプをするママ友がおらず、実現できずにいました。

念願のグループキャンプができる!?

あるとき、小学生の息子がクラスで仲のいい子と家で遊びたいと言い、向こうのお母さんも一緒に遊びに来ることになりました。息子とお友達が一緒に遊んでいるところを実際に目にすると、本当にウマが合うようで、すごく楽しそうにしていました。その上、お母さんのXさんとOさんも凄く波長が合って、「これはいいママ友になれそうだ」と感じるほどでした。

ある日、いつも通りXさん親子が家に遊びにきた時に、子供達がキャンプの話をしていました。そうしたら「今度一緒にキャンプ行きたいねぇ!」とXさんが言ってきたのです。グループキャンプをしたかったOさんに絶好のチャンスが訪れました。
子どもも親も仲がいいし、絶対楽しそう! と思ったOさん。実は、巷で「Xさんは凄いケチ」という噂を聞いていましたが、今までOさんの前でXさんがそんな素振りを見せたことはありません。「きっと変な噂が回ってしまっていただけで、きっといいママなんだろうな」と思っていたところなので、Oさんは「いいね! 行こうよ!」と乗り気でOKの返事をしました。

グループキャンプをするときは、キャンプ場の利用料金を確認した後、チェックイン時間に現地集合という話に。コテージに泊まるのではなく、キャンプに行く約束をしているので、キャンプグッズを各自で用意するのは当然のこと。あえて各自用意の共有はしていませんでした。

まさかの……初心者!?

しかし、キャンプの前日にとんでもない事実が発覚したのです。前日の昼にXさんから電話があり、「明日何時ごろ家に行けばいい?」と聞かれたのです。キャンプ場集合のはずなのに、なぜうちに来るんだろう? と不思議に思い聞いてみると、「Oさん、テントもキャンプ道具もいっぱい持ってるんでしょ? 貸してもらおうと思って」と言うのです。そして何を貸せばいいのかを聞くと、「え、全部だよ、全部! テントとか、寝袋とか、あとイスとか、色々? 何が必要かはよく分からないけど」と言われました。

よくよく話を聞くと、なんとXさんはキャンプ道具も一切持っていないどころか、キャンプをしたことがなかったのです。「なんで一緒にキャンプに行きたいって言ったの?」と聞くと「だってOさん、キャンプ道具いっぱい持ってるって話だったから、貸してくれるものだと思ってた〜」とあっけらかん。

突然の事態に驚くOさんもどうしたらいいのか分からず、一緒に行くんだしキャンプ道具は貸してあげればいいのか、でも全部が2セットずつあるわけじゃないし、もう明日はキャンプだし……と悩んでしまい、「とりあえず後でまた連絡するね」と電話を切りました。

しかしふと考えてみると、Xさんは、Oさん一家がお金も時間もかけて集めたキャンプ道具を、前日になって全部Oさんに借りようとしていたことに気が付きました。キャンプ場利用料金は、2家族で1万円ちょっと。なおかつキャンプ道具一式はOさんのものを使うことで、格安で旅行とキャンプ体験をしようと目論んでいたのでしょう。

「ケチっていう噂は本当だったんだ」
Oさんは信じられない気持ちと同時に、怒りがふつふつと沸いてきました。早めに帰宅した夫に相談すると、良いアドバイスが! それをさっそくキャンプ場に連絡するとすんなりOK! 当日はキャンプ場で待ち合わせということにしました。

ここからはプラン変更!

キャンプ場に着いたXさん家族は、「私たちのテントとかもその車に入ったのー!? すごーい!」と言っていました。
Oさんは「うちはキャンプ道具は貸せないから、手ぶらでキャンププランかコテージに泊まるプランか、どちらかを選べるようにキャンプ場の人が手配してくれてるの! さぁ、どっちか選んで♪」と、絶縁も覚悟で別プランを提示したのです。予想外の展開にXさんも驚いていましたが、ここまできたからには引き下がれないとなったXさんは、どちらか選ぶことに。

手ぶらキャンプを選択するとOさんのサイトとは離れてしまい、キャンプ初心者のXさん家族は何もできないと思ったので、仕方なくコテージ泊を選択しました。そしてそのお値段の高さに驚愕!
「安いと思ったからキャンプにしたのに、これじゃ意味ないじゃない!」
当初の予定が崩れてしまい、捨て台詞を吐きながらXさんはコテージへ入って行きました。

まさかここまでケチだったとは……とOさんもビックリし、今後は親同士の付き合いもよく考えた方が賢明だなと思った出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。

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