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「ママの後悔を、私に押し付けないで!」娘の一言でやっと気付いた【本当にしたかったこと】

  • 2024.10.28

子どもに辛い思いをしてほしくないと思うのは、親として当然と言えば当然ですよね。しかし、だからといって自分の価値観を押し付けすぎると親子関係にヒビが入ってしまうことも……。今回は娘の一言でハッとした経験を、知人が聞かせてくれました。

画像: 「ママの後悔を、私に押し付けないで!」娘の一言でやっと気付いた【本当にしたかったこと】

娘の決意に、母は……

私には20代前半の娘がいます。娘は昔から成績が良く、高校は地元でも有名な進学校に通い、現役で一流大学に合格しました。

その後は大手の広告会社に採用され、現在は入社2年目で本社勤務に抜擢されています。順風満帆な人生を進む娘は、私の自慢でした。

しかし先日、その娘が、せっかく就職した会社を辞めて彼氏と結婚したいと言い出したのです!

娘からの意外な返答

「これからは女性もどんどん社会進出すべき。せっかくいい会社に就職したのに、今結婚したらもったいないわよ!」と私は反対しました。

すると娘からは、意外な言葉が返ってきました。
「ママは自分が仕事を思う存分できなかったことをずっと後悔しているんでしょう? でもそれを私に押し付けないで!」

普段は大人しい娘にそう言われたことで、私はようやく、自分の人生に後悔する点があったことを思い出しました。

やっと気付いた【後悔】

実は私は大学卒業後、得意の英語を活かし、外資系の会社で当時としてはかなり珍しい女性営業職として働いていました。
しかし、ハードな職場で育休などの制度も整っていなかったため、結婚して妊娠すると同時に仕事を諦め、専業主婦になったのです。

当時は「これでいいんだ」と思ってはいましたが、心の底では「もっと仕事したかった」と思っていたのでしょう。
仕事のことを詳しく話したことはないはずですが、娘には本心を見抜かれていたようです。

今からでも遅くない!

さらに娘に「今辞めたからって、ずっと主婦をやるかどうかは分からない。苦労するかもしれないけど、働きたくなったらその時はまた自分で仕事を探してなんとかするから大丈夫!」と言われ、時代が変わったことを実感しました。

自分が選んだ未来に迷わず飛び込む娘に誘発されて、私も長く遠ざかっていた英語の勉強を再度始めることを決意! 今は近所の英語塾で、アシスタントの仕事をしています。

何かを始めるのに遅すぎることはないといいますが、本当にその通りですね!

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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