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スター差別や特例も? 仁川空港の芸能人専用ゲートが急きょ撤回されたワケ

  • 2024.10.29

仁川(インチョン)国際空港公社が、有名人専用の出入口を導入する計画を実施前日に撤回した。

10月27日、仁川国際空港公社は報道資料を通じて「国政監査や報道などで提起された多様な意見を考慮し、10月28日に実施予定だった多重密集状況における有名人の専用出入口使用手続きは実施しないことにした」との立場を明らかにした。

さらに「空港利用客の安全と多重密集による混雑などの問題が発生しないよう、十分な意見を収集した上で、別途の対策を講じる計画だ」と付け加えた。

これに先立ち、10月23日、空港公社は芸能事務所に「仁川空港専用出入口使用手続き協力要請」の公文を送り、混雑を引き起こす有名人に対しては専用の出入口を使用できるという計画を発表していた。

公文には「群衆が集まる状況を最小化するため、芸能人や有名人が出国する際に専用の出入口を利用できるよう新たな手続きを設け、28日から実施する予定」と記されていた。

今回の有名人専用出入口は、最近の芸能人の私設警備問題やファンの殺到により、空港の混雑を解消するために設けられた対策だった。

7月には、俳優ビョン・ウソクがファンミーティングのため出国する際、過剰な警備のために一般の空港利用客が不便を強いられ、論争を巻き起こした。

しかし、空港公社の公文が発表された後、有名人専用出入口は特別待遇だとの反応が相次いだ。

事故予防のためだと説明されたが、芸能人の私的な営利活動のための出国に過剰な特権を与えるのではないかとの意見が出た。

この件に関連して、与党・共に民主党のチョン・ヨンギ議員は国会で行われた総合監査で「国民は相対的な剥奪感を抱かざるを得ず、芸能人の序列化や階級化を引き起こす可能性がある」と指摘し、公文の受取人の大半が大手事務所であった点も問題視した。

チョン議員は「イム・ヨンウンが所属するムルコギ・ミュージックには公文を送っていない。公文の受取人を見ると、主に大手事務所だ。ビョン・ウソクは対象で、イム・ヨンウンは対象外なのか」と基準についても批判した。

(記事提供=OSEN)ビョン・ウソク(左)とイム・ヨンウン(右)

これに対し、空港公社は「芸能人のための措置ではなく、現場の混雑状況に備えて空港を利用する乗客および一般利用客の安全と利便性を確保するための措置」と説明したが、論争は容易に収束せず、最終的に実施の前日にすべての計画を撤回した。

(記事提供=OSEN)

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