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「お母さんごめんなさい」母が亡くなる前日まで休まず働いた【ワーママ】の消せない後悔

  • 2024.10.27

忙しい日々を過ごしていると、自分にとって何が大切なのかを見失ってしまうことってありますよね。今回は、筆者の友人から聞いた「家族より仕事を優先して後悔した話」をご紹介します。

画像: 「お母さんごめんなさい」母が亡くなる前日まで休まず働いた【ワーママ】の消せない後悔

母親が倒れた

大手企業で総合職としてバリバリ働く友人A子は、幼稚園児の子供を育てるママでもあります。そんなA子の母親が、突然病で倒れてしまった時の話です。

A子は幼い頃に両親が離婚し、母親の女手一つで育てられました。A子は誰よりも母親を大切に思っていたので、倒れたと聞いた時にはとてもショックを受けました。

その後、母親は入院し病状は安定。最初は頻繁にお見舞いに行っていたA子でしたが、仕事が忙しくなり、なかなか病院に足を運べなくなりました。

「その時は元気を取り戻してきていたし、もう大丈夫だと安心しきっていた」

A子は当時をこう振り返ります。

突然の連絡

母親が入院してから約3ヵ月後。

A子が社内で打ち合わせをしていると、病院からスマホに着信が入ったことに気づきました。すぐ席を外し折り返したのですが、そこで思ってもみなかったことを告げられてしまうのです。

「お母様の容態が急変しました。現在、危篤状態です」

A子は急いで病院に向かったものの、すでに母親の意識はありませんでした。そしてその翌日、帰らぬ人となってしまったのです。

「まさかこんなに急に逝ってしまうなんて……」

A子は病室で泣き崩れました。

消せない後悔

その後、A子は自分が仕事を優先して、母親に会いに行っていなかったことを激しく悔やみました。

「最悪仕事は替えが利くけど、母親と過ごす時間はもう一生戻せない。亡くなる前日までどうして仕事していたんだろう。最後に『育ててくれてありがとう』って伝えたかった……」

それからA子はしばらく仕事をセーブすることに。今では「子供には無理させず自分も仕事を休む」など、家庭を優先させた考え方に変わったようです。

仕事は大切ですが、家族はかけがえのない存在です。現代の女性は負担が多く大変ですが、できるだけ後悔をしない選択をしていきたいものですね。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

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