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【生クリームの冷凍】え、できるの!?分離させずに保存するプロの技を試してみた!3週間保存できるよ♪

  • 2024.10.27

管理栄養士のともゆみです。おしゃれカフェのように、ホイップされた生クリームがのっかったドリンクが飲みたい。家で簡単に作れれば節約にもなるしうれしいんですけど、いざ作ろうとすると少しだけのために生クリームをホイップするのも面倒だし、たくさん残っちゃうなって思って諦めていました。ですが、保存して少しずつ使える方法があったんです!そうです、実は冷凍できるんですよ。ニチレイフーズのホームページで見つけましたよ♪


冷凍食品でおなじみのニチレイフーズはホームページ内に「ほほえみごはん」という食サイトを運営しています。そこには、冷凍保存の仕方や上手な解凍方法、おすすめの料理などが記載されていて、冷凍した方が便利な食材もあったりします。生クリームも分離させずに冷凍できる方法があるそうなのでやってみたいと思います。

生クリームの冷凍保存方法(約3週間保存可能)

生クリームを分離させずに冷凍するには、泡立ててから冷凍します。ただし冷凍後にかき混ぜることはできないため、スイーツ用に使う場合は砂糖を入れ、料理用に使う場合は砂糖を入れずに泡立てます。

【冷凍方法】
1. 生クリームをツノが立つまでしっかりと泡立てます。スイーツ用に使う場合は、200mlの生クリームに対して、大さじ3程度の砂糖を加えます。分離させないためにはしっかりとやや硬めになるくらいまで泡立てることがポイントです。今回はスイーツ用に砂糖を大さじ3入れました。



2. 金属製バットにラップを敷き、泡立てた生クリームを絞り袋に入れ、絞り出します。スプーンですくって落としてもOKです。バットの上にぴったりとラップをかけ、冷凍庫に入れます。



3. ラップの上から指で触り、完全に凍っていたら冷凍用保存袋や保存容器に入れて冷凍庫で保存します。



【解凍方法】
砂糖入りの場合
ホットコーヒーやココアなど温かい飲み物のトッピングには凍ったまま使用します。冷たい飲み物やケーキなどのデコレーションには、冷蔵庫で30分程度解凍してから使います。



これこれ、これがやりたかったんですよ。ホイップした砂糖入りの生クリームを一晩冷凍し、冷蔵庫で30分解凍したものを冷たいコーヒーにのせてみました。一気にリッチな気分になりますね。おいしーい。ブラックコーヒーに甘さと乳製品のコクが足され、毎日飲みたいです。

砂糖なしの場合 
シチューやグラタン、クリームソースなど加熱調理する場合には、凍ったまま料理に入れます。粘性のあるドレッシングやディップソースなど加熱調理しない場合は、冷蔵庫で30分程度解凍します。


生クリームのアレンジ保存

生クリームを単体で使う予定がなければ、アイスにしてから冷凍するのもおすすめです。解凍なしですぐに食べることができ、保存も兼ねることができます。


「いちごジャムアイス」(2人分)(約3週間保存可能)

ボウルに生クリーム100mlを入れ、砂糖大さじ1/2を加えて泡立て器でツノが立つまで泡立てます。泡立てたものを半量ずつに分けます。一方にいちごジャム70gを加え混ぜ、もう一方はそのままのものを使用し、これらの2つをさっくりと混ぜマーブル模様のようにします。フタのある金属製の保存容器か、冷凍用保存容器に入れて金属製のバットにのせ、冷凍庫で凍らせます。



ガラスの器に盛り付けました。スプーンを入れてもカッチコチではなく、けっこうやわらかくて取りやすいです。ではいただきます。わぁ、おいしい、クリーミーで濃厚。高級アイスクリームを食べているみたいです。なめらかさは市販品には敵いませんが、空気を含んでいるからかふんわりしていて口溶けがいいです。生クリームだけよりも、いちごのフレーバーがあることで、いちごの風味がする部分と濃厚なクリームの部分があって、よりアイスクリームっぽくしてくれている気がします。自分で作ったとは思えないおいしさです。

「ビスケットのアイスサンド」(4個分)(約3週間保存可能)

ボウルに生クリーム60mlを入れ、砂糖大さじ1を加えて泡立て器でツノが立つまで泡立てます。ビスケット1枚に泡立てた生クリームの1/4量をスプーンでのせ、ビスケット1枚を上にそっとのせます。はみ出した部分はシリコンベラなどで整えるときれいに仕上がります。ラップで包み、金属製のバットにのせて冷凍庫で凍らせます。凍ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。



あぁ、好き♡これ個人的にすごく好きですね。アイスとビスケットって相性がいいんですね。ふんわりとしてとろけるアイスとサクサクなビスケットの食感が心地いいです。濃厚なアイスと甘くて香ばしいビスケットが口の中に広がった時に至福の瞬間が訪れますね。

生クリームについて

生クリームは、生乳又は牛乳から遠心分離機で乳脂肪分だけを取り出し、濃縮させて作られます。脂肪分18~30%の「ライトクリーム」は「コーヒー用」、30~48%の「ヘビークリーム」は「ホイップ用」に分類されます。生クリームの成分は脂肪、ビタミンAに富み、高エネルギーです。また、生クリームの代替品として乳脂肪を植物性脂肪に置き換えた植物性脂肪タイプも販売されています。こちらは脂肪分は少なめですが、ビタミンAがほとんど含まれていません。

生クリームってたまに衝動的にすごく食べたくなる時があるんですけど、ちょっとでいいんですよね。ホイップして冷凍しておくと、いつでもちょっとずつ食べられて、すっごく便利だなと思いました。コーヒーにのせるホイップはこれでいつでも作れるし、アレンジのアイスもとてもおいしかったです。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

参考文献:
新食品成分表FOODS 2023 東京法令出版

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