1. トップ
  2. エンタメ
  3. 映画ファンが「正直、オススメできない…」と躊躇する!?高評価が集まる「胸糞映画」14選

映画ファンが「正直、オススメできない…」と躊躇する!?高評価が集まる「胸糞映画」14選

  • 2024.10.26

主人公が追い詰められた結果突飛な行動に出たり、残酷な結末を迎える映画、最終的に誰も救われない内容の後味の悪い映画って、人にはオススメしづらいけど、どうなるのか気になってついつい最後まで見てしまう……という方は意外に多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「正直オススメできない胸糞映画」を14本厳選してご紹介。本記事でご紹介する胸糞映画は過激な内容を含んだ作品が多いため、鑑賞の際はご注意を!

『ボーはおそれている』(2023)

日常の些細なことでも不安になる男・ボー。ある日、さっきまで電話で話していたはずの母が怪死した。母の元へ向かおうとするが、ボーの身に奇妙で予想外の出来事が次々に降りかかる。帰省はいつしか、壮大な旅に変貌していくのだった。

『ミッドサマー』(19)などのアリ・アスターが監督、脚本を手掛ける。ホアキン・フェニックス、パティ・ルポーン、エイミー・ライアン、ネイサン・レイン、ドゥニ・メノーシェ、パーカー・ポージー、マイケル・ガンドルフィーニ出演。怪死した母の元への帰省が、悪夢へと変貌していくオデッセイ・スリラー。

『みなに幸あれ』(2023)

看護学生の“孫”は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりの再会、家族水入らずで幸せな時間を過ごす。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が迫って来る……。

本作が商業映画監督デビュー作となる下津優太監督作。古川琴音、松大航也、犬山良子、西田優史、吉村志保、橋本和雄、野瀬恵子、有福正志ほか出演。第1回日本ホラー映画大賞にて大賞を受賞。「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」という根源的なテーマを元に、幸せの核心を描く社会派ホラー映画。

『MOTHER マザー』(2020)

ゆきずりの男たちと関係を持つことで、その場しのぎの生活をおくる自堕落で奔放な女・秋子。しかし、彼女の幼い息子・周平には、そんな母親しか頼るものはなかった。やがて寄る辺ない社会の底辺で生き抜く、母と息子の間に“ある感情”が生まれる。そして、成長した周平が起こした“凄惨な事件”。彼が罪を犯してまで守りたかったものとは……?

『セトウツミ』(16)などの大森立嗣監督作。長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花、土村芳ほか出演。主演を務めた長澤まさみは、第44回日本アカデミー賞にて最優秀主演女優賞を受賞。本作は実際に起きた事件に着想を得て、親子であるが故に生まれてしまう感情・関係を、リアルに描き出している。

『ソウルの春』(2023)

1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシンは、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。

『アシュラ』(16)のキム・ソンス監督作。ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク出演。「粛軍クーデター」、「12.12軍事反乱」などと言われる、韓国の存亡を揺るがした実際の事件をもとに、一部フィクションを交えながら、独裁者の座を狙う男と国を守ろうとした男の9時間の攻防を描く。

『死刑にいたる病』(2022)

理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元にある日届いた1通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)からのものだった。24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行を行っていた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。そこには想像を超える残酷な事件の真相があった……。

『孤狼の血』『日本で一番悪い奴ら』などを手掛けた、白石和彌監督作。櫛木理宇の最高傑作と名高い、同名のベストセラー小説を原作としている。阿部サダヲ、水上恒司(岡田健史)がW主演を務めるほか、岩田剛典、宮﨑優、鈴木卓爾、佐藤玲、瀧川英次(赤ペン瀧川)、大下ヒロト、吉澤健、音尾琢真、岩井志麻子、コージ・トクダ、中山美穂などの俳優陣が脇を固める。史上最悪の連続殺人鬼から、1件の冤罪証明の依頼を受けた大学生との交流と残酷な真実を描き、日本中を震撼させたサイコサスペンスの傑作。

『さがす』(2022)

大阪の下町で平穏に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。いつもの冗談だと思い、相手にしない楓。しかし、その翌朝、 智は煙のように姿を消す。ひとり残された楓は孤独と不安を押し殺し、父をさがし始めるが、警察でも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にもされない。それでも必死に手掛かりを求めていくと、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」だが、その声に振り向いたのはまったく知らない若い男だった。失意に打ちひしがれる中、無造作に貼られた「連続殺人犯」の指名手配チラシを見る楓。そこには日雇い現場で振り向いた若い男の顔写真があった……。

『岬の兄妹』の、片山慎三がメガホンをとった商業デビュー作。佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也、森田望智、石井正太朗、松岡依都美、成嶋瞳子、品川徹など実力派俳優陣が出演を果たしている。娘、父、連続殺人鬼、それぞれの視点で物語が進んでいく予測不可能な見応えのある展開に、誰もが翻弄される邦画サスペンスの超大作。

『べター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者』(2016)

クリスマスも近いある日。アシュリーは、ベビーシッターのアルバイトでルークの家を訪れる。もうすぐ13歳のルークは年上のお姉さん、アシュリーに興味津々。ルークはアシュリーの興味をひこうとするが、彼氏との別れ話で頭がいっぱいのアシュリーは子供のルークに興味が持てない。そんな中、アシュリーに不審な電話が! 家の外には不審者の影! アシュリーは年下のルークを守ろうとするのだが……。

クリス・ペッコーバーによる、長編監督デビュー作。オリビア・デヨング、リーヴァイ・ミラー、ヴァージニア・マドセン、パトリック・ウォーバートン、デイカー・モンゴメリー、エド・オクセンボールド、アレクサンデル・ミキッチ、タラ・ジェイド・ボルグ、ブレンダン・クリアキン出演。クリスマスに留守番を任された思春期の少年と、バイトで彼のベビーシッターとしてやって来た年上美少女の、一夜の恐怖を描いた異色のサスペンス・ホラー。ブリュッセル国際映画祭2017にて、最優秀作品賞を受賞。

『チェイサー』(2008)

元刑事のジュンホが現在経営しているデリヘル店から、次々と女性たちが失踪。同じ頃、街では猟奇的な殺人事件が発生していた。ジュンホはデリヘル嬢たちの携帯電話の番号から、常連客の1人の男・ヨンミンへと辿り着くが、証拠不十分で釈放されてしまう。ジュンホは、1人で彼女たちを守るため奔走するのだが……。

『哭声 コクソン』の、ナ・ホンジン監督による長編監督デビュー作。キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、チョン・インギ、パク・ヒョジュ、キム・ユジョン、ク・ヌボン出演。2003年から2004年の間にかけて、21人もの人を殺害した凶悪な連続殺人鬼ユ・ヨンチョルによる韓国史上最悪の事件「ソウル20人連続殺人事件」を題材に描いた、戦慄のクライム・サスペンス。

『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』(2018)

看護師として働くジョンヨン(イ・ヨンエ)は、夫ミョングク(パク・ヘジュン)と共に、6年前に失踪した息子ユンスを捜し続けていた。捜索途中に起こった悲劇的な事故の後、憔悴しきった彼女の元に「ユンスに似た子を、郊外の漁村で見た」という情報が寄せられる。しかし、漁村へとやってきたジョンヨンの前に立ちはだかったのは、釣り場を営む怪しげな一家だった。口を閉ざす村の人々、非協力的な地元警察。この村は何かがおかしい……。

キム・スンウ監督による、長編監督デビュー作。『親切なクムジャさん』以来、14年ぶりの映画出演を果たしたイ・ヨンエを主演に迎えるほか、ユ・ジェミョン、イ・ウォングン、パク・ヘジュンなどの俳優陣が共演を果たしている。失意と希望の狭間の中で失踪した息子を探し続ける母の強い執念と、現代社会の闇を描いた、韓国発の驚愕サスペンス。

『ミッドサマー』(2019)

家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、大学で民俗学を研究する恋人や友人と5人でスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

『へレディタリー/継承』の、アリ・アスターが監督と脚本を担当する長編第2作目。フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ウィルヘルム・ブロングレン、ジュリア・ラグナースソン、アーチー・マデクウェ、エローラ・トルキア、ビョルン・アンドレセン出演。大学の友人に誘われてスウェーデンの奥地“ホルガ村”にやって来た大学生5人組が、異教を信仰する共同体によって追い詰められていく様をショッキングな展開で描いた、唯一無二のフェスティバル・スリラー。

『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)

キャシー(キャリー・マリガン)は「明るい未来が約束された若い女性(プロミシング・ヤング・ウーマン)」だと誰もが信じて疑わなかった。ある不可解な事件によって不意にその有望な前途を奪われるまでは。平凡な生活を送っているかに見えるキャシーだったが、実はとてつもなく頭がキレて、クレバーで、皆の知らない“もうひとつの顔”を持っていた。夜ごと出掛ける彼女の謎の行動の、その裏には果たして一体何が……?

俳優や作家としてマルチに活躍する、エメラルド・フェンネルが監督と脚本を担当した長編監督デビュー作。キャリー・マリガン、アダム・ブロディ、レイ・ニコルソン、サム・リチャードソン、ボー・バーナム、ラヴァルヌ・コックス、アリソン・ブリー、クランシー・ブラウンほか出演。また、『スーサイド・スクワッド』を始め数々のヒット作に出演する名女優マーゴット・ロビーが製作を務めるほか、第93回アカデミー賞においては、作品賞を含む計5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞する快挙を成し遂げている。元医大生・キャシーの復讐劇をスリリングに描いた、刺激的なサスペンス・スリラー。

『神は見返りを求める』(2022)

イベント会社に勤める⽥⺟神(尚樹)は、合コンでYouTuber・ゆりちゃん(川合優⾥)に出会う。⽥⺟神は、再⽣回数に悩む彼⼥を不憫に思い、まるで「神」かの様に⾒返りを求めず、ゆりちゃんの YouTubeチャンネルを⼿伝うようになる。ふたりは、⼈気がでないながらも、⼒を合わせて前向きに頑張り、お互い良きパートナーになっていくが……あることをきっかけに、⼆⼈の関係が豹変する。

『空白』『ヒメアノ〜ル』などを手掛けた、吉田恵輔が監督と脚本を担当。ムロツヨシ、岸井ゆきの共演のほか、若葉竜也、吉村界人、淡梨、栁俊太郎、田村健太郎、中山求一郎、廣瀬祐樹、下川恭平、前原滉などが出演。見返りを求める男と、恩を仇で返す女による、好きと嫌いの感情や建前と本音、誰もが抱える心の醜さや葛藤を、コミカルなタッチで綴った新感覚の愛憎劇。

『岬の兄妹』(2018)

港町、仕事を干され生活に困った兄は、自閉症の妹が町の男に体を許し金銭を受け取っていたことを知る。罪の意識を持ちつつも互いの生活のため妹へ売春の斡旋をし始める兄だったが、今まで理解のしようもなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れ、戸惑う日々を送る。そんな時、妹の心と体にも変化が起き始めていた……。ふたりぼっちになった障碍を持つ兄妹が、犯罪に手を染めたことから人生が動きだす。地方都市の暗 部に切り込み、家族の本質を問う、心震わす衝撃作。

韓国映画界の鬼才ポン・ジュノ監督や山下敦弘監督のもとで助監督として携わってきた、片山慎三による長編監督デビュー作にして、完成まで2年以上もの時間を費やした骨太な傑作。松浦祐也、和田光沙、北山雅康、岩谷健司、中村祐太郎、風祭ゆき、ナガセケイ、松澤匠、芹澤興人、杉本安生出演。歪な兄妹関係を軸に、貧困、性、犯罪、暴力といった社会的な問題を包み隠さず真っ向から描き、日本映画界に大きな衝撃を与えた問題作。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭・国内コンペティション長編部門にて、優秀作品賞及び観客賞を受賞している。

『ハングマンズ・ノット』(2017)

サイコパスVSヤンキーの抗争勃発! コミュ障大学生の柴田さん、暴力を発散し続けるクレイジーヤンキー、影山兄弟。出会ってはいけない2組が出会ってしまった時、無関係な人間を巻き込んだ情け容赦ない殺し合いが始まる……。

「カナザワ映画祭2017」の自主映画公募企画・期待の新人監督において、新人監督賞と出演俳優賞をダブル受賞した、阪元裕吾が監督と脚本を担当するサディスティックなバイオレンス・エンターテイメント。吉井健吾、安田ユウ、松本卓也出演。理由もなくひたすら暴力を繰り広げる過激極まりないバイオレンス描写に、終始終わることのない無差別で狂気的な殺人劇など、目も当てられない衝撃展開に思わず胸が締め付けられそうになる一作。

(C)2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.(C)2023「みなに幸あれ」製作委員会(C)2020「MOTHER」製作委員会(C)2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED(C)2022 映画「死刑にいたる病」製作委員会(C)2022『さがす』製作委員会(C)2016 SVE BMP Safe Holdings Pty Ltd(C)2016 SVE BMP Safe Holdings Pty Ltd(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved(C)2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.(C)Universal Pictures(C)2022「神は⾒返りを求める」製作委員会(C)SHINZO KATAYAMA 阪元裕吾

※本記事で紹介した映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づきセレクトされたものです。

※2024年10月25日時点での情報です。

元記事で読む
次の記事
の記事をもっとみる