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【10月26日の花】シュウメイギク 初秋の京都を彩る気品漂う花

  • 2024.10.26

フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?


10月26日の花は「シュウメイギク」

シュウメイギクは漢字で「秋明菊」と書き、秋の柔らかな光を受けてひらひらとした花を咲かせます。

名前に菊が入っていますが、菊の仲間ではなくキンポウゲ科で、アネモネやクリスマスローズの仲間です。

中国からやってきたシュウメイギクですが、川床で有名な京都の避暑地、貴船に群生地があったためこの地で野性化し、日本中に広がっていったと言われています。

そのため現在でも京都にはたくさんのシュウメイギクの名所があります。

春の桜、晩秋の紅葉はあまりにも有名ですが、桜と紅葉の間、初秋のシュウメイギクを見に京都へ出かけてみるのもいいでしょう。

ドロップ型の花器は口がつぼまっているので、シュウメイギクのような細くて動きのある茎の花も安定して生けられます。

【シュウメイギクの花言葉】忍耐、褪せていく愛、多感な時、淡い思い、耐え忍ぶ恋
【シュウメイギクが誕生花の人】9月5日、10月3日、10月10日、10月12日、10月15日生まれ

佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌

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