おいしさ抜群！“高騰に負けないお助け野菜”の便利アイデア＆簡単節約レシピ

こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

野菜の金額が全体的に高騰している今日この頃。お肉買ったほうが安いかな？と思ってしまうこともしばしば。本当に高いですよね……。それでも日々の食卓に野菜は欠かせません。

今回は、そんな野菜の中でも比較的価格が安定している食材を使ったレシピや活用法をご紹介します。

1：冷蔵庫にあるとうれしい、簡単、うまい「豆もやしとわかめのナムル」

とっても手頃でおいしい家計の味方、もやし。

今回は歯ごたえが特に良く、豆の食感と風味が楽しめる「豆もやし」を使って、食べ応えのあるナムルをご紹介します。ごまとにんにくの風味とシャキシャキした歯ごたえにお箸がとまりませんよ。

【材料】（作りやすい量）
豆もやし・・・1袋
わかめ・・・50g ※乾燥の場合は5gを水で戻す
A鶏ガラスープの素（顆粒）・・・小さじ1／2～2／3
A砂糖・・・一つまみ
Aにんにく（すりおろし）・・・小さじ1／2
Aごま油・・・大さじ1
A白ごま・・・大さじ1
A白こしょう・・少々
塩・・・二つまみ

＜作り方＞

（1）豆もやしは冷水に放ち、シャキッとさせて、ひげ根を取る（時間があればでOK）。わかめは食べやすい大きさに切る（少し細かめのほうが和えやすい）。

（2）豆もやしをざるにあげ耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをし、 600Wの電子レンジで3分加熱する。再度ざるに入れ水気を切り、熱いうちに塩を全体にまぶして5分置き、もやしから水分を出す。

（3）ボウルに、水分を切ったもやしとわかめを入れ、Aを順番に加えて和える。塩（分量外）で味をととのえる。

塩をして水分を出すことで、もやしの独特のにおいを軽減でき、シャキシャキの歯ごたえも生まれます。もやしをゆでて作る場合も、塩を入れた熱湯でゆでるのではなく、熱湯でゆでた後で塩をするほうが、おいしく食べられます。

辛いのが好きな方は少しラー油をプラスして。蒸し鶏などを加えてボリュームアップしても◎。

そのまま食べるのもいいですが、白ごはんの上にキムチと韓国のりと一緒にのっければ、簡単即席ビビンバにも。私は納豆も加えて、朝ごはんに食べたりもします。

安くて食べ応えもあって、おいしい豆もやし。出汁もよく出るので、お味噌汁の具材や鍋にもおすすめです！

2：「冷凍野菜」を使った“レシピ未満”の常備菜

野菜が高い時は冷凍野菜も結構活用します。捨てるところもなく、そのまま使えてとっても便利。

どうしても昔のイメージで「冷凍野菜はおいしくない」と思っている節があったんですが、冷凍技術の向上もあってか、格段においしくなっているので使わない手はない！ 時短にもなる強い味方に。

よく買うのはブロッコリー。塩味の付いているだしパックをちょっと濃いめに煮出して、凍ったままのブロッコリーと一緒に保存容器へ。常備菜にぴったりです。

冷蔵庫で自然解凍すると、食感もよく、おいしく食べられます。そのままはもちろん、鰹節をかけたり、ごまをふったり。お出汁も一緒にどうぞ。

レンチンすると水気が出て柔らかくなり、イマイチに仕上がることの多いブロッコリーも、この方法でおいしく食べられます。小鉢に盛ってちょこちょこ食べるのもおすすめ。1品あると心に余裕が生まれますよね。

3：安いときに買って作ろう！自家製「冷凍ミックスきのこ」

きのこは、冷凍しておくと日持ちするのはもちろん、旨みも増して一石二鳥！

とっても簡単なので安いときに買って、好みのきのこで作ってみてくださいね。

＜作り方＞

（1）きのこは石づきがあれば切り落とし、食べやすく切り分けるか、手でほぐす。今回は、ブナシメジ、まいたけ、エリンギ、エノキを使用。

（2）大きめの冷凍用保存袋にすべて入れ、袋の中で混ぜる。なるべく平たくして空気を抜き、口を閉じて冷凍する（重なり合っているとくっついて塊になり、使いにくいです）。

きのこが凍ったら縦置きにしてもOK。冷凍庫で1か月程度保存可能です。

食べるときは、凍ったまま料理に加えて、加熱調理します。レンチンして和え物にしたりもできます。味噌汁やスープには凍ったままそのまま入れて使えるので、毎日ちょこちょこ摂取できるのもうれしいところ。

いろんなものの価格が上がっていますが、工夫しながらおいしいものを食べていきましょう！（文／中願寺あゆみ）
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