1. トップ
  2. お仕事
  3. カシオの楽器をもっと知ってもらうために/カシオ計算機・山崎杏奈さん【肩書きは会社員!働く女性インタビュー】

カシオの楽器をもっと知ってもらうために/カシオ計算機・山崎杏奈さん【肩書きは会社員!働く女性インタビュー】

  • 2024.10.25
カシオ計算機 山崎杏奈さん
出典:4meee.com

vol26.カシオ計算機株式会社 山崎杏奈さん女性が活躍するリーディングカンパニーに潜入!キャリアと向き合いながら、プライベートでも「好き」や「自分らしさ」を追求する4MEEE世代の社員さんにインタビューし、一会社員である女性の等身大の姿をお届けする企画です。

カシオの楽器を多くの人に届ける楽器戦略部で活躍中

連載第26回目に登場いただくのは、山崎杏奈(やまざきあんな)さん33歳。

時計や電子楽器、電子辞書、電卓などを扱う電機メーカーのカシオ計算機に新卒入社し10年目。入社後は電子楽器の国内営業を担当したのち、関数電卓の市場開拓及び活用促進をする部署に異動し、海外を舞台に電卓を広める業務に取り組んでいたそう。

海外の政府を相手にする大きな事業はやりがいがあったものの、コロナ禍で海外での業務が困難に。そのタイミングでキャリアを見つめ直したときに、カシオを志望したきっかけであった楽器品目において社会や人々の人生を豊かにする仕事がしたい気持ちが膨らみ、楽器事業への部署異動を希望したとのこと。

再び楽器事業に戻った山崎さんは、電子ピアノ「Privia(プリヴィア)」のブランド担当に。フラッグシップモデルを立ち上げ、産休・育休を経て、現在はグローバルにおける楽器事業、各製品ブランドの戦略立案をする楽器統轄部戦略企画部に在籍中。

Q.具体的にどんなことをしているの?

「カシオ計算機は時計のイメージが強いと思うのですが、実は電子楽器事業も来年45周年を迎えるんです。

今までは“入門ならこの楽器”、“上級者用はこの楽器”のようにスキル別に提案していたのですが、現在はユーザー一人ひとりのライフスタイルに寄り添った音楽の楽しみ方を提案する形で製品を作り、カシオの楽器を通してより豊かな生活を送ってもらうことを目指してます。

カシオの電子楽器には、電子ピアノの『CELVIANO(セルヴィアーノ)』と『Privia』、キーボードの『Casiotone(カシオトーン)』という3つのブランドがあって、今はそれぞれのブランドの製品戦略や事業全体の戦略をチームで企画、推進しています。

各ブランドの担当者と日々会話しながら、コンセプトワークに一緒に取り組んだり、ブランドの全体戦略との整合性を取ったり、推進するプロジェクトなどでブレが出ぬよう関係者と調整したするのが主な業務です」

Q.カシオで働く理由は?

「子どものころにピアノを習っていたこともあり、楽器にはなじみがありました。

入社前からカシオのキーボードを使っていたことも入社を希望したきっかけの1つではあるのですが、それよりも日本の技術やサービスを海外に展開する仕事をしたいという気持ちが強くありました。幼い頃にアメリカに住んでいた経験や、大学時代にアイルランドに留学した経験があり、もともと海外への関心が高かったんだと思います。その目標が実現できる会社として、入社を決めたのがカシオでした。そういう意味では、電卓の海外事業を行っていたときは夢を叶えたといえるかもしれません。

どこの部署にいても、一緒に働く人たちは穏やかで、また挑戦を応援してくれる環境が整っていると思える会社です。10年経った今も、この思いは変わらず働き続けたいと思えます。

産休・育休を経て改めて感じたのは、1人に負担が集中しないような連携が取れていること。風通しが良く、休んでいる間も何度か同僚と話をする機会があったので、次第に復職への不安は払拭できました。たくさんの人に支えられている分、私自身も人に対して心に余裕を持って働きたいと思っています」

Q.QOL向上活動を教えて!

「今は育児と仕事の両立が課題。うまくバランスが取れているのは、夫と連係ができているのが大きいですね。“私の担当はこれ”、“夫の担当はこれ”と分けているわけではなく、“お互いが気づいたときにやる”ことでうまく回っていると思います。ただ、夫が海外出張に行ってしまうとワンオペになって大変ですね。

もちろん、自分の時間も大事。子どもを夫に任せてピラティスに行ったりアイリッシュダンスを習ったりしています。アイリッシュダンスはもともと好きなショーがあり、レッスンの新規募集を見たときに『今しかない!』と思って申し込みました。今はショーに出ることを目標に、週1で通っています。

海外旅行も好きで、出産前は長期休暇があれば必ず海外に行っていました。子どもが生まれてからもパリや韓国に行っていて、年末には台湾に行く予定です。

仕事を納得いくまで粘り強く取り組むことで『プライベートはしっかり息抜きしよう!』と思えるんですよね。そうやってバランスを取っているのだと思います。

やりたいことをやる、自主性を強く持つという考え方は、大学時代に身についたかもしれません。周りもエネルギッシュな人たちばかりだったので(笑)」

Q.目標や夢はある?

「仕事面では、営業やマーケティングのスキルを伸ばしつつ、もっと多くの人にカシオの電子楽器を認知してもらえるように取り組みたいと思っています。

私が立ち上げたモデルを含め、カシオの電子楽器をたくさんの人のライフスタイルに取り入れてもらうのが目標です。

プライベートでは、息子の成長をサポートすることが最優先。息子をサポートしながら家族の思い出をたくさん作りたいですね。もちろん、趣味のアイリッシュダンスも楽しく続けられたらいいなと思っています」

**********

ご自身が手掛けたモデルを含め、カシオの製品を誇りに思っていると語った山崎さん。その熱い思いが世界に製品を届けるエネルギーの源になっているのだと感じました。ママとしても働く女性としても理想的な毎日を過ごしている姿は、これから産休・育休を控える女性のお手本になりそうですね。

------------------
Special Thanks:Anna Yamazaki(CASIO)
Photographer : Ayako Nakamura
Writer:Amane
------------------

※本内容は取材当時の情報です。

元記事で読む
の記事をもっとみる