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【お賽銭のギモン】5円、50円は縁起がいいなら…え、500円はダメ!?縁起の良い&悪い金額教えます♪

  • 2024.10.25

もうすぐ11月。あっという間にお正月がやって来ますね(笑)。さて、お正月の最初の行事と言うと初詣。「新年は初詣から」という方も多いと思いますが、みなさん、お賽銭っていくらにしていますか?わたしは縁起がよさそうなのでとりあえず5円(ご縁)にしていますが、たまに、札を出す人をみかけ、硬貨じゃなくていいの?なんて思ったり…。そこで、新年を迎える前に、意外と知らないお賽銭について調べてみることに。



神社に参拝するとき、当たり前のようにお賽銭を賽銭箱に入れていますが、そもそも、お賽銭って何なのでしょう?

お賽銭のはじまりについて調べてみると…。

「お賽銭」のはじまりとは?


画像:フォトAC

お賽銭のはじまりは諸説あるようですが、秋の実りに感謝し、洗った米を紙に包んで神さまに供える「おひねり」や祓いや清めの目的で神前に米をまく「散米(さんまい)」が起源だと言われています。

その風習が、貨幣の普及とともに、鎌倉・室町時代頃からお金に代わり、「散銭(さんせん)」と呼ばれ、後に「賽銭」となったとか。

そう聞くと、賽銭箱にお賽銭を投げ入れるという動作は、お米をまいた「散米」の名残なのかもしれませんね。

「お賽銭」のはじまりについてわかったところで、本日の本題。迷う方も多いお賽銭の金額について。

調べてみると、お賽銭には「縁起のいい金額」「縁起の悪い金額」、さらには、「お賽銭にふさわしい硬貨」「使わない方がいい硬貨」もあるようです。

お賽銭の金額は?使わない方がいい硬貨も!?


画像:フォトAC

「お賽銭にふさわしい硬貨」は、5円玉と50円玉。「穴が開いている=見通しがよい・運が通る」からだそうです。


画像:フォトAC

逆に「使わない方がいい硬貨」は、10円玉と500円玉。


画像:フォトAC

10円玉は「遠縁(とおえん)=縁が遠ざかる」、500円玉は「最も高額な硬貨=これ以上の効果がない」から。

これ以上の硬貨なし→“こうか(効果)“なし。とは、お見事!

日本語っておもしろいなと感心しちゃいました。

わたしは、「十分なご縁を」とお賽銭を10円玉と5円玉で15円にするときがたまにありますが、10円玉を使っていたので、「遠(とお)ざかるご縁=15円」になっていたのですね。込めた願いとは逆でした(苦笑)。


続いて、「縁起のいい金額」と「縁起の悪い金額」。ものすごくいっぱいあったので、主なものだけにします。

【縁起のいい金額】
5円:ご縁
10円(5円玉2枚):重ね重ねご縁がありますように
15円(5円玉3枚):十分なご縁
20円(5円玉4枚):よいご縁
415円:よいご縁
485円:四方八方からご縁
111円:なんでも1番
2525円:ニコニコ
2951円:福(フク)来い
4129円:よい福
8981円:厄(ヤク)払い
9674円:苦労(クロウ)なし
10,000円:万事円満(新札)
割り切れない奇数の金額:家庭円満・夫婦円満 など。

おもしろっ。

金額的には10円でも、“遠縁(とおえん)=縁が遠ざかる“の10円玉ではなく、5円玉2つで10円にして「重ね重ねご縁がありますように」とは参りました(笑)。

四方八方からご縁=485円もよく考えたなと感心。

わたしは、お賽銭は硬貨で払うものだと思っていましたが、どうやら札でもいいようですね。ただ、お賽銭をお札にする場合は封筒に入れるとよいそうです。

「縁起の悪い金額」はこちら。

【縁起の悪い金額】
33円:散々な目にあう
65円:ろくなご縁がない
75円:なんのご縁もない
85円:やっぱりご縁がない
95円:苦しいご縁にあう
105円:当分ご縁がない
500円 :これ以上効果(硬貨)がない など。

ろくなご縁がない(65円)、なんのご縁もない(75円)、やっぱりご縁がない(85円)の並びは、個人的にツボでした(笑)。

105円は「当分ご縁がない」とのことですが、「ない」をとって、「当分ご縁=ずっとご縁がある」とも解釈できそう(笑)。

縁起がよい・悪いは、語呂合わせやダジャレによるものなので、自分のとらえ方次第って感じですね。「信じるか信じないかはあなた次第です」というやつです。

全国約8万社の神社を包括する「神社本庁」のHPには、「正式にお賽銭として決められた額はありません。額や語呂ではなく、神さまへ気持ちを込めてお供えすることが重要です」とありました。

縁起のいい金額、悪い金額は、参考にする程度がいいですね。

今回、お賽銭についてあれこれ調べていて、小学生の姪っ子が言っていたことをふと思い出しました。

「神さまには願い事ではなく、ありがとうを伝えるんだよ」と。

神社に行っては願い事ばかりしているわたしはこの言葉にドキッとしたんですよね(笑)。確かにおっしゃる通り。

「お賽銭」のはじまりも秋の実りへの感謝でしたよね。それに、「願い」という言葉は、“感謝“を意味する「ねぎらい」が語源なんだとか。

お賽銭の金額でご利益に差が出るのかな…などと欲深く考えていた自分が恥ずかしい。

…ということで、今回、お賽銭について調べてみました。

お賽銭の額に決まりも、縁起のよい悪いもないとのことですが、やっぱり、「縁が遠ざかる」「これ以上の効果がない」との語呂合わせを持つ10円硬貨と500円硬貨のは避けたいのが本音。
2025年の初詣は、10円玉と500円玉は使うのやめとこ(笑)。

そして、何よりもまず先に“感謝“を伝えることにしよう。

参考WEB:
神社本庁
https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/osaisen/

神社ものしり事典
https://fukushima-jinjacho.or.jp/tips/dictionary/

成田山 深川不動尊
https://fukagawafudou.jugem.jp/?eid=1749

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