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「ごはんは少しでいい」が伝わらない。思春期の主食の量問題をどう乗り切る?

  • 2024.10.30

コノビー編集部の選りすぐり!何度でも読みたい、名作体験談。

今回は、コノビーで連載中の「さとえみさん」の名作をご紹介いたします!ごはんをよそう際には、子どもが実際に食べたい量と親が食べてほしい量に違いがあり、子どもを困らせてしまうことも。そんなとき、さとえみさんが実践されているこの方法ならうまくいきそうです。

 

まいどおおきに!

ひと粒のお米には7人もの神様がいることを知って「毎日大量の神様を食べていたなんて……」と背中に汗をかいていた系オカン、さとえみです。

最近はパンやパスタ、芋類などさまざまな主食がありますが、オカンが若い頃は「白米一択」って感じでした。

そして、思春期を迎えた頃には“とある問題”が日夜勃発しておりました……。

それは「適切な白米の量が伝わらない」問題

今でもきっと田舎などに行けば、これでもか!とご飯を出してくれる文化はあると思います。

それが、昔の我が家では日常でして……。

何も言わなければ、茶碗に山盛りの白米を入れてくる実母に、日々悩まされておりました。

もちろん、山盛りの白米を食べさせてもらえることの幸せも今は分かるのですが、思春期の私にはそうではありませんでした。

「少しだけお願い」と言っても、出てくるのは山盛りの白米。

ついでに、その白米がすすむようにとおかずも多めです。

頑張ってなんとか完食しても、「完食できるなら……」と追加でおかわりを入れられる。

少しだけと何度も念を押したり、自分にとって適切な量の白米が出てくるまでは受け取らなかったり……というやりとりに、当時とても疲れまして。

そして、実母もまたしんどそうでありました。

そこで、自分が母親側の立場になったあかつきには、そういうことが起こらないようにと考えたわけです。

というわけで考えたのが、各自で主食を食べたい量だけ入れるビュッフェ方式。

我が家は夫が「子どもにお手伝いをさせる必要はない。できるだけ親がやるべきだ」という考え方なので、どうなるかと少し心配でしたが、自分のご飯を自分で入れるくらいは気にならないようでした。

また夫自身も、体調やダイエットなどの理由で白米を自分で入れるのは合理的、と感じている節があったので、この方式は完璧だったのです!

完璧(?)

……と言いたかったのですが、現実はやはり漫画のようにはいきません。

ビュッフェのように炊飯器の前に並んで各自がご飯を入れるので、狭いキッチンで渋滞が起こります。

そして、子どもというのは狭いところにいるだけでなぜかケンカを始めてしまう生き物なので、食事前にイライラの種を作ってしまっています。

さらに、子どもたちは好きな方向からごはんをすくってテキトーに皿に盛るので、下にこぼしたり、炊飯器のフチにご飯がつきまくったりします。

ベルギー在住の我が家では、日本米はなかなか貴重なもの。

首都まで車で出かけて買ってくる大切なものです。

そのため、食事が終わった後の惨劇(?)を見ると、とてもげんなりするのですが……。

とはいえ、こうしたことも成長とともに減ってくると思いますし、今は不毛な「主食の量をどうするか問題」がなくなっただけでもヨシと思っています。

ご飯の量にそんなに悩む!?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、思春期や成長期のお子さんをお持ちの方の参考になれば幸いです。

ほなまたね!

 

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