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読めますか?珍しい名字「竹俣」“ちくまた”とは読みません

  • 2024.10.25

珍しい名字を知る

読めますか?珍しい名字「竹俣」“ちくまた”とは読みません
読めますか?珍しい名字「竹俣」“ちくまた”とは読みません

「竹俣」さんは、現在の新潟県新発田市にあたる越後国蒲原郡竹俣をルーツとする珍しい名字で「たけのまた」と読みます。宇多天皇の皇子である敦実親王に連なる宇多源氏。その一流である佐々木氏の末裔となる加地氏が、城を竹俣城に移したあとに称するようになったのが竹俣氏です。

 
言い伝えによると、応永20年(1413)、加地季綱の元々の居城に二俣の竹があり、新たに築城した城にも同じく二俣の竹があったことを吉兆とみて竹俣と名乗るようになったのだとか。元は代々、越後国の守護代を務めた長尾氏に仕えていましたが、江戸時代には上杉治憲(鷹山)に抜擢されて米沢藩の家老となりました。

特に目立って名前を残したのは、莅戸善政らとともに明和・安永年間の藩政改革を推進した竹俣当網です。当網は晩年に失脚したものの、長男厚網が跡を継いで家老となり、改革を続行したとされています。

 

竹俣 = たけのまた

 

 

「竹俣」は、たけのまたと読む名字です。ルーツは新潟県新発田市ですが、現在は新潟県内に分布しているのは少数。首都圏を中心に東日本に分散し、およそ800名いらっしゃいます。

「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。

 

 

参考図書:難読苗字辞典 新藤正則著 湘南社、47都道府県・名字百科 森岡浩著 丸善出版

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