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【10月25日の花】キク「エトルスコ」 青い海に広がるサンゴのような美しい花

  • 2024.10.25

フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?


10月25日の花はキク「エトルスコ」

中国が原産の菊が日本に渡ったのは奈良時代といわれます。

そのおよそ1000年後の西暦1800年代にヨーロッパに渡り、さかんに品種改良がなされ、今度はそれが日本に逆輸入され、今では色々な菊が溢れるようになりました。

花業界では、この逆輸入された菊を洋ギクやマムと呼んで区別しています。

「菊イコール仏壇の花」という時代は終わりを告げ、ここ20年ほどでマムの種類が爆発的に増えました。

「エトルスコ」は、花びらがびっしりと詰まって咲く大輪の品種で、このような咲き方は、デコラ咲きと言われています。

エトルスコはさらに花びらの先が割れて細かいフリル状になっているとっても珍しいマムです。

その姿はまるで南国の海に広がるサンゴのようです。シーボトルのようなワイルドな質感の瓶に飾れば、部屋にサンゴのアクアリウムが完成します。

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌

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