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プロが厳選する2010年代最高の本格ホラー映画(2)。悪夢のような日々…圧巻のパワーと美しい映像を誇る傑作

  • 2024.10.25
ロバート・パティンソン【Getty Images】

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、映画としての完成度も高く、ホラー作品としての満足度も高い、“一石二鳥”な本格派ホラーをセレクト。2010年代を代表するホラー映画の傑作群をご紹介しよう。今回は第2回。

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『ライトハウス』(2019)
上映時間:110分
製作国:アメリカ
監督:ロバート・エガース
脚本:ロバート・エガース、マックス・エガース
キャスト:ロバート・パティンソン、ウィレム・デフォー

【作品内容】

時は19世紀。陸から遠く離れた孤島に、2人の灯台守が新たに赴任することになった。1人はベテラン灯台守のトーマス(ウィレム・デフォー)。もう1人は新人のイーフレイム(ロバート・パティンソン)である。トーマスはイーフレイムを酷使するが、イーフレイムは高額の給料を得るために、屈辱に耐える。4週間の任期が終わりを迎える頃、2人は酒を飲み交し、やっと心を通わせ合う。しかし、嵐は一向に止まず、灯台(ライトハウス)に閉じ込められた2人の関係性は徐々に変わっていく…。

孤島の灯台(ライトハウス)に閉じ込められた2人の男が過ごす悪夢のような日々を美しいモノクロ映像で描いた作品。

隔離された孤島で灯台守二人の厳しい環境と不和をこれでもかと描いている。全編白黒映像であり、独特の画面比率によって閉塞感を演出。なにより、灯台守役のウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの圧倒的な表現力によって、観ている者を狂気に染め上げてくれる。

観た後は作品の凄まじい力で呆然となってしまうほど、圧巻のエネルギーを放つ作品である。

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