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ドッペルゲンガーに会うと身体を乗っ取られる?「ワタシ アナタニナリタイ」【漫画家インタビュー】

  • 2024.10.24

あなたの周りでドッペルゲンガーに会った人はいるだろうか? ドッペルゲンガーは自分とそっくりな姿をした“分身”で、古くから死の前兆として恐れられてきた。SNSで話題になった『友達のドッペルゲンガー』は、イラストレーターのちょん。さんが、友人の身に降りかかった恐怖体験をもとに描いたホラー漫画だ。 他校の友人・ゆうは、夏休みに彼氏と海へ。その帰り道に、事件か事故の現場を目撃するが、特に気にとめることはなかった。夏休みが終わり、友人と久しぶりに再会したゆう。すると霊感の強い友人・あおから、女の子が憑いていると指摘される。その後、自分にそっくりな人物の目撃情報が多発。第17話と第18話では、ゆうがついに“ドッペルゲンガー”と対面してしまう。これまで、さまざまな不思議な出来事を実際に経験したというちょん。さんに話を聞いた。

ホラーが好きで「引き寄せたのかもしれない」

――自分の身に起こりそうなリアリティのある内容に、身の毛がよだちました。実際に起こったこと以外にも、もしこんなことが起こったら……と、怖い話を想像することはありますか?

今ではあまり考えなくなりましたが、ドッペルゲンガー事件が起きた当時は、考えていたと思います! 大好きだったので、ホラーが。心霊現象のテレビ番組や映画、漫画などめちゃくちゃ読みあさっており、「わたしの身にも起きたらどうしよう」とよく妄想していました。それがこのドッペルゲンガー事件を引き寄せたのかもしれません……(笑)。

――具体的にどのようなことを想像されていたのでしょうか?

当時『着信あり』(2004年)という映画が流行っていました。携帯電話を題材にしたホラー映画で、死の予告メッセージを受けた人は、その予告通りに死んでしまうというストーリーです。私の携帯にも着信があったらどうしようと考えて、ドキドキしていましたね。

――今後フィクションのホラー作品を描きたいと思いますか?

フィクションは何度か挑戦したのですが、感情を乗せることが難しくて、私はリアルな体験を漫画にするほうが得意なのかもしれないと思いました。なのでフィクションはどうでしょう……挑戦する機会があったら描くかもしれません。

ちょん。

小学1年生の子どもを育てる漫画家・イラストレーター。実際に体験した不思議なエピソードや子どもとの日常を描いている。

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