教えてくれたのは…瀬戸佳子先生
国際中医薬膳師。東京・表参道にある源保堂鍼灸院併設の薬戸金堂で漢方相談および食養生のアドバイスを行う。著書に『季節の不調がラク~になる本』、『気血スープ』(ともに文化出版局)などがある。
秋に頼れる旬の食材 5選
①れんこん 潤いを促して風邪予防にも最適
「れんこんは生食と加熱調理後だと期待できる効果が変わるというおもしろい食材です。生だと熱を取る作用や肺に潤いを促します。加熱後は内臓全般を補うので、胃腸が弱く、体力がない人におすすめ。 煮るもよし、蒸すもよし、食べ方のバリエーションが豊富です」
② 山芋 植物性のパワーフードで体力回復へ
「山芋は山うなぎといわれるほど精がつく食材。消化を促す作用もあるので、胃腸の負担にもなりづらい。秋に疲れが出やすい喉のケア、体 力の底上げなどが期待できます。すりおろした状態のほうが消化を助てくれるので、調理が大変なときは冷凍とろろも便利です」
③お米 しっかり食べたい日本人の万能食材
「下痢、食欲不振、消化不良、気力不足などの秋バテ症状時は、1日3食お米を中心の食事にすることが大切。お米の消化を促す味 噌やとろろ、大根おろしを合わせれば、お米のエネルギーをすべてチャージできます。食欲がないときは、胃腸にやさしいおかゆやおじやに」
④きのこ 疲れをカバーして気力をチャージ
「きのこ類は全般的に気力を増す効果や免疫調整作用、大腸を整える効果が期待できるので、いまの季節にぜひ取り入れたい食材。 煮物やお味噌汁、炒めものなどレシピも多彩。干ししいたけの出汁を取り入れるだけでもOK。出汁パックを活用するのもひとつの手です」
⑤ 青魚 血液もキレイにするタンパク質
「秋の青魚といえばさんまが思い浮かびますが、さばやいわしなど通年で手に入りやすいお魚も◎。血流を促し、気力と血液を補う作用が期待できます。缶詰をいくつか保管しておけば、疲れたときにさっとレシピに加えることができ、災害対策の備蓄としても役立ちます」
組み合わせレシピでさらにパワーアップ
レシピ① きのことさばの炊き込みご飯
「疲れているときは手抜きも大切。さば缶ときのこで炊き上げるご飯は、手軽でおすすめです」
レシピ②鮭&きのこ&れんこんのホイル焼き
「きのこやれんこんなど、旬なお野菜と鮭でホイル焼きに。カボスやレモンを加えれば食欲もアップ!」
【編集部&スタッフがリコメンド】 頼れるアイテムで秋バテをケア
カウブランド 無添加 (右)シャンプー うるおいケア (左)トリートメント うるおいケア
無添加ヘアケアシリーズが約3年の研究の末、パワーアップ。「しっとりなめらかな洗いあがりがお気に入り。気になっていた頭皮のケアにもぴったりです」(編集F)(右)シャンプー うるおいケア 470mL ¥1,100、(左)トリートメント うるおいケア 180g ¥770/ともにカウブランド 無添加(牛乳石鹼共進社)
〈ナチュアラルアイランド〉 アロマバスエッセンス キンモクセイとカレンデュラ
金木犀の香りから秋を感じる入浴料。「天然精油の香りが広がるバスタイムは、がんばった自分へのご褒美。冷房で冷えた手足までしっとりぽかぽか♪」(ライター石渡さん)[数量限定]300mL¥2,640/ナチュラルアイランド(ナチュラルアイランド)
〈ママ&キッズ〉 薬用ホワイトオリゴエッセンス
敏感でゆらぎやすい肌のための低刺激薬用美白美容液。「夏に紫外線を浴びたお肌のシミ・くすみ対策として導入。敏感肌の私でもストレスフリーな使用感」(編集F)[医薬部外品]30mL ¥4,180/ママ&キッズ(ナチュラルサイエンス)
〈Fun to Me〉 養生食サブスクサービス
バランスタイプに合わせて届く養生茶&スープセット。「手軽で続けやすく、とにかくおいしい!」(ライター石渡さん)ライトコース(バランス状態チェック、養生スープ8食、養生茶ティーバック30包、健康アドバイス)¥4,860+ 送料(1か月)/Fun to Me(クラシエ)
〈ミノン〉全身保湿ミルク
「低刺激で肌のバリア機能をサポートしてくれるので、UVダメージを受けたボディの保湿ケアとして子どもと愛用。するするとのびのよい使用感が心地よい」(ライター石渡さん)[医薬部外品]200mL¥1,540(編集部調べ)/ミノン(第一三共ヘルスケア)
〈バスクリン〉 アーユルタイム バランスデイ
「フランキンセンス&サンダルウッドのウッディな香りに包まれる入浴タイムは、夜のリラックスに最適です」(編集F)深呼吸したくなる香りをテーマに誕生した日々を整えるアロマバスソルト。520g ¥1,628/バスクリン(バスクリン)
illustration:Naomi Mori edit & text:Hiroko Ishiwata
リンネル2024年11月号より
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