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<眠れる森>「そういうことだったのか…」木村拓哉の演技が冴える 息つく暇を与えない名作ミステリー

  • 2024.10.24
「眠れる森」がFOD・TVerで順次無料配信中 (C)フジテレビ
「眠れる森」がFOD・TVerで順次無料配信中 (C)フジテレビ

【写真】「眠れる森」から26年…今年は“金髪シェフ姿”を披露した木村拓哉

FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開され注目を集めている26年前の中山美穂&木村拓哉主演ドラマ「眠れる森」(1998年、フジテレビ系)。ロマンス要素に加え、中毒性あふれるミステリー展開も本作の魅力だ。同時期に「ラブジェネレーション」(1997年)や「ビューティフルライフ」(2000年)といった恋愛ドラマで一世を風靡(ふうび)していた木村の緊迫感あふれる表情に、今また多くの視聴者が魅了されている。(以下、ストーリーの重要なネタバレを含みます)

木村拓哉“直季”が見せる緊迫の表情

「眠れる森」は、3カ月後に結婚を控えた実那子が故郷の森で謎めいた青年・直季(木村)と出会ったことから始まるミステリー。直季は実那子のことを15年前から知っているといい、実那子につきまとっては「実那子は俺の一部なんだ」「もっと憎めば?そのうち俺のことどうしようもなく好きになるから」と不気味なことを口にする。

だが回が進むにつれ、直季の本当の思いが徐々に明らかに。実那子が実は子どもの頃に家族3人を惨殺されたこと、そのおぞましい記憶を消すために直季の父が実那子の脳に“記憶の埋め込み”を行ったこと、埋め込まれた記憶が直季のものであること、そのすべてを知っている直季が、フラッシュバックから実那子を守るため15年後に姿を現したこと――。次々と明らかになる真実に、視聴者からは「続きが気になりすぎる!」の声が上がる。

26日(土)まで無料配信中の第7話では、実那子の出生にまつわる新たな衝撃の事実が判明する。直季さえも知らなかったその事実に、普段は飄々とした直季ですら「そういうことだったのか…」と動揺を隠せない。実那子の出生の秘密が隠されたタイムカプセルを一人で掘り起こすシーン、そして事実を知ってしまい、ショックで茫然となるシーン…。直季の緊迫感あふれる表情から目が離せない。

そして突然の別れ…

29日(火)まで無料配信中の第8話では、すべてを知ってしまった直季が秘密を守り通すため実那子から身を引き、別れを告げる展開が描かれている。

「思い出させたくなかったから。忍び寄る過去があるんだったら俺、逃げてほしかった。そのためだったら、実奈子の今を壊してやろうかなと思った。でも実那子、案外頑丈にできててさ、なかなか壊れなくて。結局、実那子の人生、いいように弄んだだけだった」

本心なのか、彼女の幸せを思っての嘘なのか、実那子の人生に深入りしたことへの後悔を口にする直季。表情は実那子の幸せを願う慈しみに満ちている。一言ひとこと、言葉を選んでいるような間もリアルだ。そして直季は「さよなら実那子。幸せになれよ」と告げ、背を向ける。

緊迫感あるシーンから感情を抑えた別れのシーンまで、絶大な人気を誇る木村拓哉の演技がじっくり味わえる「眠れる森」。今後は26日(土)に第9話、29日(火)に第10話、11月1日(金)に第11話、11月4日(月)に最終話が無料公開となる。

「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。10月は「眠れる森」のほか、反町隆史と竹野内豊がダブル主演を務めた「ビーチボーイズ」(1997年)、小栗旬主演の“月9”「東京DOGS」(2009年)、相葉雅紀主演の医療ドラマ「ラストホープ」(2013年)など各年代の人気作がラインナップされている。

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