人にはさまざまな事情があります。他の人はあまり気にしない事柄も、当事者にとっては一大事ということもあるでしょう。しかし、だからと言って周囲に迷惑をかけて良い理由にはなりませんよね。ところが…そのような当たり前のことが通用しない、非常識な方もいらっしゃるようです。
今回は、株式会社LORE(@lore.com1)さんが2024年3月にインスタグラムに投稿した「お客さんにマジギレされたこと」をご紹介します。
軽貨物自動車運送事業をされている株式会社LOREさんは、実際にあったカスタマーハラスメントなどを動画にし、注意喚起することを目的として活動されています。
今回の投稿も、配達員の方の体験談を元に制作された再現動画の1つです。いったい、なぜマジギレされてしまったのでしょうか?
注目の投稿は、こちらです。
この投稿をInstagramで見る
配達先に到着したところ、ドアには「赤ちゃんが寝ています」「【インターフォン】急用以外は、鳴らさないでください」などと記載された貼り紙があったそう。
「【宅配業者の方】お手数ですが、お電話をお願いします」という指示に従って、配達員の方は電話を掛けたそう。しかし、残念ながらお客さんは出てくれなかったようです。
一般的に考えて、荷物の受け渡しは急用と考えられますよね。配達員の方も、そのように判断してインターフォンを鳴らしたのでしょう。
しかし、事態は思わぬ方向に。インターフォンをしてしばらくすると、中から赤ちゃんの鳴き声が…。
その後、面倒くさげな様子でお客さんが出てきたのだそう。しかし、「何?」「誰?」などと高圧的な言葉をかけながら、「そこに貼ってんの見えない?」と尋ねてきたのだとか。
もちろん、配達員さんは貼り紙をしっかり確認し、指示の通りに行動していましたよね。それにしても、お客さんは在宅していたにもかかわらず、どうして電話に出てくれなかったのでしょうか…?
しまいには、「荷物なんか急用じゃねーから」「帰れ!」と怒鳴りつけてきたのだとか。
この動画について、株式会社LOREさんに話を伺うと、
「最後のセリフはアレンジを加えておりますが、こういったシチュエーションは実際に多く、宅配業者側もインターホンを押していいのか悩みます。弊社のように、業務委託で配達をしているドライバーは、1日に配達をしなければならない数が決まっている場合も多く、多くのドライバーは申し訳ない気持ちでインターホンを押しています。そうすると、こういったお客様もいるというのが実情です。」
とのことでした。
日々多くの荷物を運んでいる配達員さん。改めて、自分宛ての荷物だけを運んでいるわけではないことを実感しますね。
「だったら配達頼むな!」
株式会社LOREさんの投稿に対して、さまざまなコメントが寄せられていました。あまりに身勝手なお客さんの振る舞いに、怒りを感じた方も多いようです。
だったら、置き配指示しとけよ
だったら配達頼むな!
おるんやったらさっさとでたらええ。
それか宅配頼むな
頼むな
と仰っている方も。全くもってその通りですよね…。
また、このようなお客さんは宅配便を利用できないようにするため、
こんな家はブラックリストに入れて配達拒否して良い。
これブラックリストでいい
などのコメントもありました。ただでさえ多忙な業務に追われている配達員の方々が、理不尽な目に遭わないように一人一人が意識できるといいですね…。
※本記事で紹介している投稿は、体験談を元に作られている再現動画です。
取材協力:株式会社LORE(@lore.com1)さん