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霊感を持つ友人とのルームシェア。交通事故に巻き込まれた友人には自殺した男性の霊が憑いていて…

  • 2024.10.24

人生の中で心霊現象に遭遇したことはあるだろうか。科学的にメカニズムが解明されている現象もあるのだが、中には本当に霊に取り憑かれてしまう人もいるようで――。

『本当に怖いのは霊か人か… これは私や知人が震えた恐怖体験です』(ぱるる/KADOKAWA)には、作者のぱるるさんや知人が体験した“本当にあった恐怖体験”が描かれている。霊感が強いぱるるさんと友人のM子さん。ふたりでルームシェアをしていたとき、さまざまな心霊現象を体験したという。

序盤にふたりが体験した心霊現象は金縛りや心霊写真など、少し違和感を覚える程度のものばかりだった。だが、M子さんが交通事故に遭ってしまったことにより、いよいよ危機感を抱きはじめる。そんなある日、霊感があるM子さんの同僚・T田さんにより、M子さんには自ら命を絶った男性の霊が憑いていることがわかり、お祓いしてもらうことに。

霊感がある人の中には、お祓いまでできる人もいるのかと驚かされたのも束の間、ぱるるさんとM子さんは新たな心霊現象に悩まされることになる。なんと、亡くなった人の霊だけでなく、生きている人間の「生霊」まで悪さをするようになるのだ。

筆者はまったく霊感がないのでわからないのだが、見える人には霊が取り憑きやすいのかもしれない。実際、M子さんは一方的に好意を抱かれた人や感情が同調しやすい人、強い恨みを持っている人など、生死は関係なく、さまざまな霊に取り憑かれてしまう。

本作では実際に体験したエピソードをもとに、身近に潜む恐怖がありありと描かれている。得体のしれない霊だけでなく、生きている人間への恐怖も感じられる。果たして、本当に怖いのは霊なのか、人間なのか――。

ぱるるさんと友人が実際に遭遇した恐怖体験を通して、後ろを振り返るのが恐ろしくなるようなリアルな不気味さを感じてみてもらいたい。

文=ネゴト / 押入れの人

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