ロマン・ポランスキー、未成年者への性的暴行裁判で和解

ロマン・ポランスキーが昨年、事件当時未成年だった被害者からレイプで訴えられた裁判で、「両当事者が満足する形で」和解に達したと、弁護士が発表した。『エンターテインメント・ウィークリー』によると、原告側の弁護人も認めたという。1978年にも未成年者との性行為で訴追され、有罪を認めた後、判決言い渡しを前にヨーロッパに国外逃亡していたポランスキーだが、今回も裁判を逃れることとなった。

この裁判は昨年6月、当事者双方匿名としてカリフォルニア州で起こされたもの。その翌月に修正され、被告がポランスキーであることが発覚した。訴状によると、ポランスキーから夕食に招待された原告は、テキーラで酔わされたうえで暴行を受けたそうだ。性行為の求めに対し「ノー」と拒否したにもかかわらず、ポランスキーは行為に及んだとして、「多大な肉体的、精神的苦痛を受けた」と主張。

「身体的な損傷と屈辱を受けただけでなく、人生の楽しみを奪われたほか、恥辱やうつ、無力感、不安感といった精神的苦痛、そして経済的な損失に苦しみ続けている」と訴えた。ポランスキーは、これらの訴えを否定。2025年8月4日に公判を予定していたが、和解を受けて、ロサンゼルス上級裁判所が正式に訴訟を却下した。

なおポランスキーは、ほかに2017年から2019年の間にも70年代にレイプされたとして3人の女性から告発されている。

READ MORE

・アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットとの法廷闘争終結へ一歩前進か

・ブラッド・ピット＆アンジェリーナ・ジョリーの娘シャイロ、改名が正式に認められる

・2時間遅れでコンサート開始のマドンナ、訴訟が取り下げられる

・プリシラ・プレスリー、亡き娘リサ・マリー・プレスリーの遺産を巡る裁判で和解

・ライリー・キーオ、祖母プリシラ・プレスリーに支払う和解金は100万ドル

・VOGUEエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録