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<トリリオンゲーム>信頼を寄せ合うハルとガクのバディ感が胸アツ「ジョブズとウォズニアックみたいでオモロい」とアップル創業者を想起

  • 2024.10.24
アニメ「トリリオンゲーム」第4話が放送 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館/アニメ「トリリオンゲーム」製作委員会
アニメ「トリリオンゲーム」第4話が放送 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館/アニメ「トリリオンゲーム」製作委員会

【写真】これは飯テロだ!見るからに美味そうなハル特製の爆盛りチャーハン

原作・稲垣理一郎、作画・池上遼一による漫画「トリリオンゲーム」(小学館)。並外れたビジネスの才覚を持つ天性の人たらし“ハル”こと天王寺陽(CV.大塚剛央)と、パソコンオタクで人付き合いが苦手な“ガク”こと平学(CV.石毛翔弥)が、トリリオンダラー――1兆ドルを稼ぐことを目的に会社を立ち上げる起業サバイバルストーリーだ。2023年に好評を博した実写ドラマに続き、10月3日よりアニメ「トリリオンゲーム」(毎週木曜深夜1:58-2:28ほか、TBS系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)が放送を開始。その第4話が10月17日に放送された。(以降、ネタバレが含まれます)

互いに深い信頼を寄せ合うハルとガクのバディ感が胸アツ

起業のための資金集めをするハルとガクは、日本最大のIT企業ドラゴンバンクの社長令嬢・“桐姫”こと黒龍キリカ(CV.M・A・O)に才覚を見込まれ、彼女の持株比率を51パーセントにすることを条件に1億円の出資を提案される。しかし、ハルが欲しかったのは金ではなく桐姫が自分たちを欲しがっているという言質だった。

自分たちの存在を知らしめ、桐姫の言質をエサに出資者を吊り上げるため、ハルはドラゴンバンク主催のハッカー大会「セキュリティ・チャンピオンシップ」に参加することを決める。第3話では同大会の予選が始まり、世界各国のハッカーチームを相手にガクが大苦戦。そこにハルが集めた100人の助っ人が現れるまでが描かれた。

第4話「ワルい男」では、これまでハルに巻き込まれるように行動してきたガクが初めて、ハッカー大会で勝ちたい、勝ってハルと共に会社をやりたいという強い思いを見せる。一睡もせずに問題に挑み続けるガクと、相棒のために爆盛りチャーハンを作ったり、ここぞというときにアドバイスをしたりするハル。2人はここで本当のバディになったのかもしれない。互いの長所を存分に出し合うハルとガクの姿は、そんな風に思わせてくれた。SNSでは、そんな2人の関係を「ジョブズとウォズニアックみたいでオモロい」とアップル社の創業者に例える声も見られた。

とりわけ胸を熱くさせたのが、予選の残り時間が2分となり、最後まで残しておいた超難問の回答を打ち込む直前のシーンだ。「今日楽しかったんだ、ハル君といて。僕もハル君と一緒に会社をやりたい」と微笑むガクに、「勝つまで何万回でもやりゃあいい」と笑顔で返すハル。晴れやかな2人の表情には、互いへの心からの信頼と友情がにじんでいた。決勝に進めるのは上位12チームだが、ハルとガクのチームは12位で滑り込みセーフ。見る側をヒリヒリさせる綱渡りのような展開も、実に彼ららしい。

アニメ「トリリオンゲーム」第4話より (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館/アニメ「トリリオンゲーム」製作委員会
アニメ「トリリオンゲーム」第4話より (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館/アニメ「トリリオンゲーム」製作委員会

ハルと桐姫の大人の恋愛にも似たスリリングな駆け引き

ハルとガクのチームが決勝に進出したことを知った桐姫は、決勝にはドラゴンバンクのトップエンジニアチームを動員すると宣言。優勝できなければ「子会社のバイトとして最低賃金で雇ってあげる」とハルを挑発するが、ハルは優勝したら桐姫を自分たちのものにすると不敵に微笑む。不遜にして聡明、セクシーなオーラをまとった社長令嬢と、ハッタリを交えた巧みな話術と洞察力、カリスマ性をまとったハルのやり取りは、大人の恋の駆け引きを思わせドキドキさせてくれる。

終盤では、ついにハルとガクが決勝の舞台へ。世界トップレベルのハッカーチームが続々と集結する中、ハルは神主姿で現れ周囲の度肝を抜く。ここは神頼みだと笑うハルだが、ガクはハルに何か考えがあると見抜いているようだ。予選でサポートしてくれた助っ人軍団はもうおらず、まさに背水の陣といった状況をハルはどう切り抜けるのか。第4話も実に展開が気になる場面で閉幕を迎えた。

放送終了後はSNSに「謎行動も裏に何かあるのでは、と思わせるこの雰囲気は才能なのか天然なのか(チャーハン)。桐姫のライバル感も良い感じで、決戦の行方が楽しみです」「ハルかぶいてるねー嗅覚も凄いし何をやらかすのかまったく読めない男で、決戦も既に勝負に出ている模様…目が離せない」など、破天荒なハルに関するコメントが続々と寄せられた。「大博打を打つ2人の経過を見るのが結構楽しみだし、行き着く先も気になるしで悪くない」とハル&ガクのコンビに言及する声もあり、ストーリーとキャラクターの両面で着実にファンを増やしているようだ。

■文/帆刈理恵(スタジオエクレア)

アニメ「トリリオンゲーム」第4話より (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館/アニメ「トリリオンゲーム」製作委員会
アニメ「トリリオンゲーム」第4話より (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館/アニメ「トリリオンゲーム」製作委員会
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