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義父「喋れないの?」2歳息子の成長を指摘され困惑する国際結婚の私。初めて知った子育ての違いとは?

  • 2024.10.25

育児書に書いてある発達段階よりゆっくり成長する長男。2歳近くになっても単語を発しない長男を会わせるたびに、毎回義父に「まだ喋れないの? なんで?」と指摘され、私は嫌気がさしていました。そんな中夫に不満をぶつけたところ、子育てのうえでとても大事なことに改めて気づかされました。そんな私の体験談です。

単語を発しない長男

私はフランス人の夫と結婚し、長男にフランス語と日本語の2カ国語で育児をしていました。当時1歳8カ月の長男は、私たちの言葉を理解し意思疎通はできるものの、長男が発する言葉はまだ赤ちゃん言葉で何を喋っているのかは理解できません。

周りの同い年の子どもたちが「パパ」、「ママ」と単語を話し始めている中、まだ単語を喋り出さない長男。しかし、私は「2カ国語で喋っているから仕方がないし、いつか時期がくれば喋り出す」と思っていました。

遅いのは悪いこと?

もともと長男はどちらかというとのんびり成長するタイプ。歩き出すのも1歳5カ月からでした。義父からも会うたび「まだ歩かないのか?」と聞かれ、悩んだ時期もありましたが、結局時期が来れば歩き出したので、それからは義父の言葉を気にしないように努めました。

しかし、今回もまた「まだ喋れないの? なんで?」と義父から聞かれるように。私は「定期健診で医師から2カ国語で喋っているから喋り出すのは遅いかもと言われました」と説明。それでも、毎回「相変わらず●●はのんびりだな」と言われ、私はストレスさえ感じるようになりました。

成長のペースはそれぞれ!

会うたび成長の遅い長男は問題があるかのように言う義父に、私は嫌気がさして夫に不満をぶつけました。

そして夫に「フランスではまだ赤ちゃんの時期からベビーシッターに預けるママが多い。早々に社会に出る子が多いから成長にも差が出るかも。でもそれが良いってわけでもないし、長男のペースを信じてあげようよ」と言われ、私は長男が歩き出した時期のことを思い出したのです。「そうだ、それぞれ家庭環境や子どもの成長ペースがあるから焦っても仕方がないんだ」と改めて学びました。

成長のペースがゆっくりしている長男のことを義父が心配してくれていることはわかっているのですが、毎回「遅い」ことばかり指摘されることがストレスでした。しかし、長男は健康に長男のペースで着実に育っているので、親の私たちはその成長に自信を持ち、見守ることが大切だと思いました。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:岩見エリ/女性・主婦。2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。

作画:星田つまみ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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