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土鍋だから…鶏と野菜の旨味が米にシミシミ♡味が濃ゆくて人生史上最もウマい「極 炊き込みご飯」に挑戦

  • 2024.10.24

これまで、市販の炊き込みご飯の素を頼りにしてきましたが、本日は、わたしの料理スキルを上げるべく、人生初となる土鍋で炊く「炊き込みご飯」に挑戦します。参考にするレシピは、料理研究家のだれウマさんがYouTubeで紹介している「極 炊き込みご飯」。“極“と言うように、だれウマさんが「今まで食べてきた中でダントツでおいしい」と太鼓判を押す、炊き込みご飯レシピです。さて、わたしに作れるかしら?



料理研究家だれウマさんの炊き込みご飯レシピ♪

157万人が登録する人気YouTubeチャンネルを運営している、料理と筋トレが大好きな料理研究家のだれウマさん。だれウマさんの「極みシリーズ」は、カレーやハンバーグといった定番料理の「簡単かつ最高に旨い」作り方を紹介するシリーズです。

本日は、その極みシリーズの中から「極 炊き込みご飯」に挑戦します。最大のポイントは、具材を炒めてからお米と一緒に炊くこと。具材となる鶏肉や野菜の水分が抜け、それぞれの旨味が凝縮した炊き込みご飯に仕上がるそうですよ。

土鍋でも炊飯器でもどちらでも出来るそうですが、以前から土鍋でご飯を炊いてみたかったので、今回は土鍋を使うことに。土鍋でご飯を炊くのはわが人生初。うまく出来るでしょうか?

では、作ってみましょう。

「極 炊き込みご飯」の材料と作り方





【材料】4人分
米…2合
鶏もも肉…1枚
舞茸…1パック
ごぼう…50g
にんじん…1/3本
油揚げ…1枚
ゴマ油…大さじ1/2
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ2
料理酒…大さじ2
塩(鶏肉用)…ひとつまみ
塩(野菜用)…ひとつまみ
だし昆布…1枚
冷水…310ml ※炊飯器を使う場合は2合の線まで

だし昆布は乾燥した状態のものを、2g使用。やさしい味わいの、料亭の炊き込みご飯風に仕上げるそうですが、しっかり味を付けたい場合はめんつゆ(2倍濃縮)を大さじ1、プラスしてくださいとのこと。今回はめんつゆを入れず、レシピ通りに作ってみます。

【作り方】

1. 米を洗います。

水を張ったボウルに、ザルに入れた米を入れてサッと洗ったらすぐに水を捨てます。米から出た汚れや糠の匂いを米が吸収してしまうので、1回目は多めの水で軽く洗い、すぐ捨てることが大切。

2回目以降は、米を水に浸けてやさしく洗います。目安は、水が半透明になるくらいまで。水が透明になるまで洗ってしまうと、米本来の甘みや旨味、栄養が流れ出てしまうので、洗いすぎには注意。

洗った米はボウルに入れ、浸るくらいに水を注ぎ、冷蔵庫で1時間浸水させます。



浸水させることで米の芯まで水が伝わり、甘味が増し、ふっくら炊き上がるとのこと。ただ、1時間以上浸水させると、甘味のもとになるでんぷんなどが溶け出てしまうので、1時間以上は浸水させないこと。

1時間浸水したらザルに上げ、5分ほど水切りします。



2. 具材を切ります。

にんじんは皮付きのまま千切り、舞茸は揉みながらちぎります。舞茸の香りが出るとのこと。
油揚げは1cm角。ごぼうはささがきにします。ごぼうの皮をきれいに剥くとごぼうの香りが消えるので、包丁の背で土の汚れを落とす程度でOK。



3. 鶏もも肉の身の方に塩をまぶします。

フライパンにゴマ油を引き、中火にかけ、鶏肉の皮面を下にして入れます。

フライパンの空いたスペースに2を入れ、塩を振りかけて炒めます。



鶏肉の皮がこんがりするまで焼き、野菜は水分を飛ばすように炒めます。

鶏肉に完全に火を通してしまうと、出来上がりがパサつくので、鶏の皮にこんがり焼き色がつくまで焼けばOK。

5分ほど焼いたら皮がこんがりしました。これくらいでよしとしよう。





4. 鶏皮にこんがり焼き色が付いたら取り出し、小さめの一口大に切ります。

野菜は鶏皮の脂を吸わせながら、野菜の水分がほぼ飛ぶまで炒めます。


5. 土鍋もしくは炊飯器に米、しょうゆ、みりん、料理酒、冷水、だし昆布、野菜、油揚げ、鶏肉を入れます。



冷水によって、ゆっくり温度を上げて炊くことで、米のでんぷんが糖分に変換され、甘味のあるご飯に仕上がるそうです。

それにしても、具だくさん♪



フタをして中火で10分炊きます。

10分炊いたら弱火にして、15分炊きます。

火を止め、フタをした状態で10分蒸らします。

6. フタを開けて蒸気を飛ばすように、切るようにして混ぜ合わせたら出来上がり。お好みで粉山椒(分量外)を加えてもおいしいとのことですが、今回は入れず。

調理時間は、お米を浸水させる時間を除いて、50分。不器用なもので、具材を切るのに時間がかかりましたが、難しい工程はありませんでした。

炊いている途中から何とも言えない、いい香りがしていて、炊き上がるのが待ち遠しかったです。しょうゆやゴマ油、舞茸やごぼうの香りが混ざった、ふくよかな香りでした♪

では、フタを開けてみましょう。

じゃーん。



ヤバーーーい。めちゃめちゃいい香り。フタを開けたら、ふくよかな香りがより一層強くなります。



混ぜてみると…。



あっ、焦げてる…。おこげなんてかわいいものではなく、がっつりゴリゴリにコゲコゲです(笑)。



土鍋の底が真っ黒(笑)。



炊いている間、焦げくさくはなかったので、まさかここまで焦げているとは…。火加減が強かったみたい。残念。土鍋でご飯を炊くのは、やっぱり難しいのね。

でも、ご飯は水分をしっかり含んで、ふっくら炊き上がっているみたい。おいしそうです。


では、味見をしてみよう。

おお~、おいしい。舞茸やごぼうの香りがふわっと香る上品な味。香りだけでなく、味もイイ。ご飯もふっくら炊き上がっています。コゲコゲ部分はさすがに苦みのある“焦げた味“がしますが、そこ以外は問題ないおいしさ。



具材を炒めてから炊いたことで、舞茸、ごぼう、にんじん、油揚げ、鶏肉それぞれの旨味がギュッと凝縮して、具材の味がぼやけておらず、濃い。調味料による味の濃さではなく、あくまで具材の旨味と甘味。

調味料だけに頼らない、具材の旨味と甘味をちゃんと感じられる炊き込みご飯だと思います。ご飯ひと粒ひと粒に具材の旨味が染み染み。



鶏肉の皮面をしっかり焼いているので、鶏肉の臭みもまったくありません。





味付けは濃すぎず、薄すぎず。具材の旨味がしっかり感じられるので、わたしは好き。…ですが、濃い味が大好きで、めんつゆをこよなく愛する“めんつゆ信者“の夫には、ちょっと物足りない味付けだったよう。「めんつゆを入れてほしかった…」とのことです。人それぞれですね(笑)。

だれウマさんの「極 炊き込みご飯」は、調味料だけに頼らない鶏肉や舞茸、ごぼうなどの具材の旨味と甘味をちゃんと感じられる炊き込みご飯でした。作ってみてはいかがでしょう。

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