「圧巻すぎた」「天才！」キム・テリ“ジョンニョン”、初舞台で躍動　堂々と輝く姿が視聴者を魅了＜ジョンニョン：スター誕生＞

【写真】“童顔”がすぎる！まるで少女のようなキム・テリ演じるジョンニョン

「二十五、二十一」「悪鬼」のキム・テリが主演を務める韓国ドラマ「ジョンニョン：スター誕生」の第3、4話が10月20日までに配信された。女性劇団「メラン国劇団」の研究生公演「春香伝」で“房子(パンジャ)”という重要な役を任されたユン・ジョンニョン(テリ)の圧巻の初舞台に、視聴者はくぎ付け。“ジョンニョン演じる房子”を演じるテリが舞台狭しと歌、踊り、演技で魅了する姿に喝采の声が上がった。(以下、第4話までのネタバレを含みます)

ジョンニョン、初舞台に挑む

「ジョンニョン：スター誕生」は、人気ウェブトゥーンを原作に「愛の不時着」や「涙の女王」を手掛けたスタジオドラゴンが制作する、歌を愛する少女のサクセスストーリー。2003年にユネスコ無形文化遺産に登録された韓国の伝統芸能“パンソリ”をモチーフに、1950年代を生きるジョンニョンと仲間たちの物語だ。

10月19日に配信された第3話では、演じることの基本すら知らないジョンニョンが自分なりの“房子”を作り上げ、初めての本番で圧巻の演技を見せる展開が、第4話では劇団の掟を破ってしまったジョンニョンが団長カン・ソボク(ラ・ミラン)の逆鱗に触れ、劇団を追い出される展開が描かれた。

“オッキョン先輩のコネ”呼ばわりに腹を立て…

劇団の男役スター、ムン・オッキョン(チョン・ウンチェ)にその才能を買われ、木浦の田舎から華やかなソウルの人気劇団に補欠研究として入団を果たしたジョンニョン。オッキョンのコネだとうわさされることが悔しいジョンニョンは研究生公演に志願し、セリフも見せ場も多い“房子”役の代役を半ば無理矢理もぎ取った。

だが、ジョンニョンはまだ入団したてで、ほどんと稽古も受けておらず、演技の何たるかも知らない状態。それでも街で笑いをとる大道芸人の姿をヒントに“自分なりの房子”を見つけ、初めての舞台に立った。

ジョンニョンが舞台で初めて“演じた”瞬間

化粧を施し、衣装を着て、房子として舞台に立ったジョンニョン。合図の太鼓が鳴ってもうつむいたままセリフが出てこないように見えたが、それも一瞬のこと。すっと顔を上げると、すでに表情はジョンニョンではなく房子になっていた。

舞台の端から端まで駆け回り、セリフ回しも軽快に、陽気な房子を演じるジョンニョン。大げさにしりもちをつき、体をいっぱいに使っておどけた動きで観客を笑わせていく。歌は、オッキョンがほれ込んだのも納得の伸びやかで張りのある美声。ジョンニョンを快く思っていない優等生ホ・ヨンソ(シン・イェウン)ですら舞台上でその動きにくぎ付けになるほど、魅力的な房子を短期間で完成させた。

劇団から追い出され…まさかのテレビ歌手に！

いきいきと躍動するジョンニョンに客席も拍手喝采、大喜び。観客たちは「新人なのにうまいわね」とささやき合い、客席で見守るオッキョンも「これがジョンニョンの房子なのね。日々の疲れを忘れさせ、見る人を笑わせる道化師」と満足そうにほほ笑んだ。

「ミスター・サンシャイン」「二十五、二十一」と出演する作品ごとにまったく違う顔を見せ、「悪鬼」では「SBS演技大賞」を受賞した若き名優・テリがジョンニョンとして生き生きと舞台で躍動した第3話に、視聴者からは「本当に客席にいる気分」「テリちゃんの演技が圧巻すぎた」「舞台1本全部見たくらいの満足感」「キム・テリは天才！」と驚きや感嘆、喝采の声が続々。ジョンニョンの初舞台はまさに、本作の副題“スター誕生”を具現化したような名シーンとなった。

研究生公演で才能が認められ、団長から定期公演オーディションの台本ももらえることになったジョンニョン。順風満帆な滑り出しを見せた矢先、第4話ではやむを得ない事情で掟を破り、劇団から追い出される――という衝撃の急展開が描かれている。

「ジョンニョン：スター誕生」は、ディズニープラスのスターで毎週土・日曜に1話ずつ独占配信(全12話)。次回は10月26日(土)に第5話、27日(日)に第6話が配信される。次回予告では、ジョンニョンがドレス姿で歌う姿がブラウン管を通して放送される場面も…。始まったばかりで意外な方向に大きく舵を切ったジョンニョンのサクセスストーリーから目が離せない。

◆文=ザテレビジョンドラマ部