「究極の役立たず」「無能」とみんなにさげすまれ、報酬を誤魔化され、最後には捨てられ…主人公が不憫すぎる新アニメ『その治癒師』

職業が「治癒師」の青年は、街の人々から「無能」と見下され、冒険者パーティーに入るも利用され、最後はボロ雑巾のように捨てられた。しかし、実は彼は無能ではなかった……!? そんな治癒師が主人公のアニメ『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』（以下『その治癒師』）の放送が、10月5日深夜からスタートした。

『その治癒師』は、影茸・鳴海みわによるコミカライズ化が原作。治癒師ラウスト（CV：小野賢章）の前に、武闘家の少女ナルセーナ（CV：前田佳織里）が現れるところから、第1話は始まった。

ラウストは、街の人々から「究極の役立たず」「無能」と蔑まれている治癒師。その理由は、幼い頃から冒険に出ていたにもかかわらず、いまだに初級治癒魔法しか使えないから。ラウストのことをパーティーに誘う者はおらず、彼はギルド職員にすら見放されている。

無能なラウストにも、かつては仲間に入れてくれたパーティーがあった。しかし、彼はそこでも不当な扱いを受けた。ラウストは後に気付くが、仲間たちから報酬の分け前をかなり誤魔化されていたのだ。そして彼は、最終的にパーティーから追い出されてしまった。

そんなかわいそうなラウストと、本気でパーティーを組みたがる者が1人だけいた。それが冒険初心者のナルセーナだ。彼女とパーティーを組んだラウストは、迷宮の罠を見破り、襲い掛かってきた魔獣を1人で倒すなど、治癒師以上の働きを見せた。無能のウワサを覆したラウストに、ナルセーナが驚いたのは言うまでもない。

そもそもラウストは、本当に無能なのか？ この疑問を持った視聴者は多い。X（旧Twitter）上では、「治癒以外に索敵と戦闘もできるのに、無能呼ばわりされるのはなんでだろ」「なんで超有能なのに無能なんて呼ばれているんだろう？ 2話が気になり過ぎる」「実力があるのに無能と呼ばれ、それを否定していない現状、過去に何があったのか気になった」「内気な影の実力者なの？ 治癒師が表の姿で裏の姿は勇者みたいな？」といった声が続出した。

なお、新アニメ『その治癒師』は、毎週土曜深夜2時よりANiMAZiNG!!!枠で放送される。