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読めますか?日本の伝統色「藍海松茶」“あいうみまつちゃ”とは読みません

  • 2024.10.25

日本の伝統色を知る

藍海松茶(あいみるちゃ)
藍海松茶(あいみるちゃ)

日本の伝統色「藍海松茶」とは……

海藻の一種である海松(みる)の色に藍を加えたような、濃く藍色を帯びた青緑色が藍海松茶。江戸時代の国学者・喜多村信節が記した『嬉遊笑覧』(文政13年・1830)では、「男女衣服流行の染色(略)元文の 頃丈長く袖少し大く御服袖口とて針かず少く縫ゆき長く黒袖べり色は檳榔子くり梅藍みる茶木賊色」との記述があることから、江戸時代において男女ともに流行した色味であったことがわかります。

藍海松茶 = あいみるちゃ

 

名前の由来である海松(みる)は手触りがスポンジのように柔らかく、特徴的な末広がりの形状が松の葉によく似ていることから「海松」と漢字を当てたとされています。「藍海松茶」は、あいみるちゃと読みます。

R15 G76 B38 #0f4C3A/藍海松茶(あいみるちゃ)

「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 

参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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