【北海道の週間天気】24日は天気回復　朝から気温は高め／2024年10月23日更新

北海道のあす24日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

荒れた天気の原因は、発達した低気圧と前線の影響です。
23日夜9時の予想天気図を見ると、大雨のもととなる前線が北海道を通過します。等圧線の間隔が狭いので、風も強いです。

特に、低気圧に近い道北と、前線に近い道東ではあす朝にかけて暴風に警戒です。物が飛んできたり、木が倒れたりして停電が発生するおそれがあります。夜なので、懐中電灯の準備をしておくと安心です。

雨の様子も見ると、広く雨が降っていて、日本海から道南に前線付近の活発な雨雲が、南からの湿った空気で日高など太平洋側でも雨が強まっています。

今後は活発な雨雲は東へ移動します。札幌では午後8時頃まで強い雨に注意、旭川は午後10時頃まで、道東は24日未明まで雨が強まります。

低い土地の浸水や土砂災害、川の氾濫に注意、警戒が必要です。

24日の天気と気温です。
天気は回復し、道東方面を中心に晴れますが、強い風は残るでしょう。24日も朝から気温は高めで、日中も17度前後ですが、夜は朝より寒くなりそうです。

24日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
函館や苫小牧など太平洋側を中心に晴れるでしょう。朝から気温は高いですが、夕方以降どんどん寒くなるので上着が必要です。

道北・空知です。
雨はしだいにやみますが、日中も曇り空でしょう。海岸部を中心に朝まで暴風となるため、車の運転はハンドル操作に気を付けて下さい。

道東・オホーツク海側です。
釧路などで未明まで暴風を伴った雨が降りますが、日中は各地で晴れるでしょう。24日にかけても増水した川など危険な場所には近づかないで下さい。最高気温は20度前後ですが、夜は急速に寒くなります。

週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
金曜土曜は穏やかに晴れて10月最後の週末は行楽日和です。ただ、朝晩と日中の気温差が大きく、あと雪虫が多く飛びそうです。

つづいて、太平洋側です。
土日は土曜日を中心に晴れるでしょう。日本気象協会の予想によると大沼公園ではこの週末から紅葉が見ごろになる予想です。お出かけにも良さそうです。

24日の札幌です！
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！

雨はやんで、風も弱まりそうですね。
札幌では風は弱く、多少日差しも出て穏やかです。秋物のコートやジャケットを脱ぎ着して調節すると良さそうです。朝も気温は高いですが、夜は寒くなるでしょう。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※23日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU