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【漫画】SNSでしか想いを吐き出せない“インターネットの世界を中心に生きる主人公” リアルすぎるストーリーに「解像度高めでまじ好き」「めちゃ刺さった」と反響

  • 2024.10.23
『サブカル心中』が話題! ©彦田ジュン/KADOKAWA
『サブカル心中』が話題! ©彦田ジュン/KADOKAWA

【漫画】あるアーティストと出会い“彼を理解し応援している”という主人公に待っていた結末とは…?「なぜか電車で泣いた」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、彦田ジュンさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「サブカル心中」だ。10月16日時点で9.2万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。

今回は作者の彦田ジュンさんに制作の背景を伺った。

インターネットの世界で生きている主人公

『サブカル心中』(1/36) ©彦田ジュン/KADOKAWA
『サブカル心中』(1/36) ©彦田ジュン/KADOKAWA

主人公の浜崎美生(はまさきみお)は、卑屈な性格の20歳。

日常の不満や想いをSNSにツラツラと書き連ねる日々を過ごしていた。

ある日、いつも通りSNSを徘徊していた美生は、“岸洋巳(きしひろみ)”という人物に出会う。

彼は、過激な表現のアートを投稿するアーティストだった。

内容が内容なだけに、アンチも絶えないなかで岸洋巳は負けずに自分のポリシーを貫き通している。そんな強い彼の姿を見て、美生は岸洋巳を『神候補』に追加した。

そして、美生が岸洋巳への長文感想を直接DMで送ると返信と共に『岸洋巳さんにフォローされました』の通知がくる。嬉しくなった美生は、頻繁に感想DMを送った。

そんなある日、岸洋巳が個展を開くことになり、彼と直接会う機会が訪れる。

果たして、美生に待ち受けている結末とは……!?

実際に漫画を読んだ人達からは「めちゃめちゃ良かったです…」「自分と重ねてしまう部分もあってドキッとしました」「すごい分かる」「めちゃ刺さった」「この漫画、流行るわ・・・」「たまらんです」「解像度高めでまじ好き。」「なぜか電車で泣いた」と、いった共感の声も多くあがっている。

今回は、作者・彦田ジュンさんに『サブカル心中』の制作について話を伺った。

作者・彦田ジュンさんの創作背景とこだわり

『サブカル心中』(18/36) ©彦田ジュン/KADOKAWA
『サブカル心中』(18/36) ©彦田ジュン/KADOKAWA

――「サブカル心中」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

元々私は自身のSNSに『ボーイミーツ遍在ガール』という漫画を載せており、それを見た現在の担当さんから商業で読み切りを描いてみませんか、というお声をいただき作り始めました。

最初はそもそも商業で描くってどういう感覚でやればいいんだろう?という戸惑いがあり、コンセプトやキャラクターなど定まらない期間が長かったのですが、最終的に、私にとって解像度の高い人たちの話を描こう、という話になり美生のキャラクター像から固めていきました。

そこで出来上がったのがサブカル心中のプロットです。そこに切り替えた途端一気に進んだ印象です。

――「サブカル心中」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?

美生が見てるスマホの画面、SNSの描写にこだわりました。

基本ネチネチしているというか常に嫌さがあるツールなので、そこを偽らず描きました。

――今作はSNSで大きな反響がありましたが、読者からのコメントで特に印象に残っているものがありましたらお教えください。

「私を見ているみたい」という感想が沢山届いたのが嬉しかったです。

美生のパーソナリティは私自身共鳴する部分があるので仲間が実は結構いた、みたいな気分になりました。逆に「これ私みたいだな、っていう反応を期待して描いたんでしょ?」というご意見も目に止まりました。こういった反応もインターネットならではといった感じで良いなと思いました。

美生の部屋のインテリアなどから、美生の人間性を考察してくださるようなコメントは特に嬉しかったです。意外と細かいところを見られているんだなと学びました。

――漫画を描く際に大切にしていることや意識していることはありますか?

漫画に関してはまだまだ勉強中で色々教えていただいている段階なのですが、商業に関しては「誰々が何々する漫画です」と簡潔に説明できる、という点が結構大事で、ここを抑えると進めやすいのかも?と最近は思っています。

誰でもすぐにキャッチコピーがつけられる、という感じです。

――彦田ジュンさんの今後の展望や目標をお教えください。

私らしい漫画で連載がしたいと思っています。

読んでいる人が漫画の中に自分を見つけられるような漫画が描きたいです。

それは必ずしもマジョリティではなく、フィクションの登場人物として描かれることがまだ少ないような立場の人こそ描きたい、という気持ちがあります。とりあえずいろんな人が描きたいです。

――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつもありがとうございます。今後もなんとか頑張りたいと思います。

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