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ニューバランスと3度目のコラボを果たしたブリックス・アンド・ウッドにインタビュー!最新スニーカー「1906 Utility」の魅力を語る

  • 2024.10.23

最新コラボモデル「1906 Utility」がついに解禁

ダニエラ・バラザ&ケイシー・リンチ
ダニエラ・バラザ&ケイシー・リンチ

ニューバランスNEW BALANCE)とロサンゼルスのサウスセントラルエリアを拠点とするブランドのブリックス・アンド・ウッド(BRICKS & WOOD)が、3度目のコラボレーションを行い、最新フットウェア「1906 Utility」を10月18日(金)に発売。その発売前日、ブリックス・アンド・ウッドのチームが来日し、ドーバー ストリート マーケット ギンザで関係者や彼らの友人らを招いた朝食会が開催された。和気藹々としたムードのイベントが終了した直後、今回のコラボシューズのデザインを手がけた、ブランドのCOOでありDJの肩書きも持つダニエラ・バラザとCEOであるケイシー・リンチのふたりに話を訊いた。

――今回で3度目のコラボですが、これまでの2回と異なる点は何でしょうか。

ケイシー 何度も一緒に仕事をしているので、これまでよりもニューバランスに対して親近感が湧いているし、私たちのコラボがこんなにも長きに渡っていることの凄さを改めてしみじみと感じました。 過去は、「これが私たちブリックス・アンド・ウッドです。よろしく!」という自己紹介のような要素が強かったのですが、今回はニューバランスと良いコラボのバランスを築いていることが前面に出たアイテムになりました。このアイテムを見ていただければ、私たちがこの数年間で大きく成長したこともよく分かってもらえると思います。

鮮やかな“蛾”が着想源

Bricks & Wood and New Balance 1906 Utility “Echoes of a butterfly” ¥28,600
Bricks & Wood and New Balance 1906 Utility “Echoes of a butterfly” ¥28,600

――最新コラボシューズのテーマを教えてください。

ダニエラ テーマの「バタフライエフェクト」は、ご存知の通り「些細な出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」という意味の言葉ですが、私自身のストーリーとも大きく関係しているんです。私は6年前にこのブランドにインターンとしてジョインし、今このビッグなコラボのデザインを手がけているのは、自分にとってのバタフライエフェクトと言えますよね。そして、こういったことが私だけではなく、みなさんにも起こり得ると考えながら制作しました。

――デザイン面でのポイントも教えてください。

ダニエラ 「マダガスカルサンセットモス」という蛾からインスピレーションを得ました。光り輝くような色彩がとても美しいんです。そのカラーとシューズのディテールを組み合わせ、モダンなデザインの一足に出来たと思います。

ダニエラ・バラザ
ダニエラ・バラザ

――なぜ「1906」をピックアップしたのでしょうか。

ケイシー 日々の暮らしで履いてもしっくりくる、愛着を持てるシューズだからです。それに、「1906」は、メッシュパネルやスウェードなどの様々な素材を組み合わせているモデルで、 色んなアプローチをする余地があり、デザインの自由度が高いんです。以前コラボしたシューズ「90/60」の延長線上にあるモデルだとも感じていて、そこも気に入ったポイントですね。

――フットウェアをデザインする上で重要なポイントを教えてください。

ケイシー タイムレスかつ履きやすいデザインを実現したい、といつも考えています。 今回は、まずこれまでのコラボと何か違うことをしたいと思い、最終的にはブランドの今の方向性にフィットして、私たちの気分を高揚させてくれるデザインが完成しました。

多様な文化を尊重するブリックス・アンド・ウッド

――ローカルに根ざしブランドを運営するおふたりが今注目しているカルチャーはありますか?

ケイシー 私たちが暮らしている土地は、本当に多様な文化を持っているところなので何かひとつのカルチャーやコミュニティを挙げるのは難しいですね。そもそも私たちのブランド自体が、ひとつの文化や民族で構成されているわけではなくて、むしろその反対。ブリックス・アンド・ウッドには6人が所属しているけれど、アフリカ系アメリカ人もいれば、メキシコやフィリピン、中国出身のメンバーもいます。2014年に創業して以来、様々なバックグラウンドを持つ人が集って話し合い、それが基盤になり、どんどん大きなものを作っていけるようになったと思います。なので、どんなカルチャーでも私は受け入れたいし、自分たちを受け入れてくれるカルチャーとも親しくありたいと思います。

私たちはロサンゼルスのブランドの人間ですが、日本のみなさんと色々会話を交わす中で、すでにシナジーを感じている部分もあります。そのような文化の交流をとても大切にしているんです。

――新たなコラボなど、今後の展望をお聞かせください。

ダニエラ 個人的な希望ですが、これからもニューバランスとシューズが作れたらとても嬉しいです。それに加えて、ブリックス・アンド・ウッドではブランドとしての、領域を拡げたいんです。例えば、今のところメンズウェアが多いんですが、ウィメンズウェアを増やし、女性のデザイナーも新たに加わると良いですね。

問い合わせ先/ニューバランスジャパン お客様相談室 0120-85-7120

Photos : MOMO ANGELA

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