【MLB】「間違いなく特別なこと」ジャッジ、自身初のWS優勝に意欲　大谷翔平との世界一決定戦は「とてもクールだ」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は22日（日本時間23日）、ドジャースとのワールドシリーズに向けた会見に登壇。
MVP候補者同士の対戦として、ともに注目を集める大谷翔平投手を「野球界最高の選手」と称賛し、優勝への意欲を語った。

■「あの興奮、あの感動、街が活気づく様子を……」

ヤンキースとドジャースのワールドシリーズ第一戦は、25日（同26日）に行われる。ジャッジと大谷はともにワールドシリーズ初出場で、2016年のメジャーデビュー時から在籍するチームと世界一を狙う。
ジャッジは昨季まで同リーグで本塁打王やMVPを争い、今季世界一をかけて対戦することになった大谷について、「みんなが知っている通り、彼は高い打率、パワー、スピードに優れているんだ」とし、「今季彼が50盗塁を記録したことはとても話題になったけど、その凄さは十分に語られていないと思う」と持論を述べた。
さらに、「彼は本当に素晴らしいアスリートで、野球界で最高の選手だ。このスポーツの親善大使としてまさにふさわしい人物だ」と称賛の言葉を重ね、「彼がダイヤモンドを走る姿を見れば、それがワールドシリーズを観るファンやすべての子供たちにとって素晴らしい模範となると思う」と語った。
大谷との対戦について聞かれると、「彼がエンゼルスに在籍していた数年間、レギュラーシーズンを通して何度も対戦し、彼が私の頭上を越えてホームランを打つのを見ながら、バトルを繰り広げてきた」と振り返り、「でも、最大の瞬間に最大の舞台で彼と対戦する機会を得られたことは、客観的に見てとてもクールだと思うよ」とワールドシリーズでの対戦を待ち望んだ。
これから世界一を決める舞台に立つジャッジは「子供の頃からヤンキースがワールドシリーズでプレーし、優勝するのを見てきた。あの興奮、あの感動、街が活気づく様子を。それは間違いなく特別なことであり、それを体験することを楽しみにしている」と闘志を燃やしている。
レギュラーシーズンで50本塁打以上を放った2人の選手がワールドシリーズで対戦するのはメジャー史上初のこと。43年ぶりの名門対決、MVP有力候補同士の対戦、ジャッジと大谷どちらが勝っても初優勝、と話題に事欠かない大注目のシリーズがついに25日（同26日）開幕する。