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本邦初公開の貴重な作品もラインナップ!「マッツ・ミケルセン生誕祭2024」がスターチャンネルで特集放送

  • 2024.10.23

ハリウッドでも活躍するデンマーク出身の国際的俳優であり、“北欧の至宝”と称されるマッツ・ミケルセン。コミコンなどで何度も来日し、日本でも絶大な人気を誇るミケルセンが来る11月22日(金)に59歳の誕生日を迎える。そこで「スターチャンネル」では、ミケルセン主演のレア作品を含めた4本を放送する特集「マッツ・ミケルセン生誕祭2024」(11月19~22日にかけて4日連続放送)を敢行。ファン必見の放送ラインナップを紹介したい。

【写真を見る】破綻しかけているある夫婦の関係をプラハの街が物悲しくも美しく彩る『プラハ』

まずは、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのニコライ・コスター=ワルドーとミケルセンというデンマークの二大スターが、若手時代にW主演した友情ドラマ『ワイルドサイド』(98)。共に荒れた青春時代を過ごしながらも、更生して真面目に家族を築いている男性をミケルセンが、一方、そのまま自由に人生を生きる男性をコスター=ワルドーが演じ、互いに深い思いがありながらも道が違っていく悪友同士の関係性が映し出されていく。今回が本邦初公開となる貴重作だ。

【写真を見る】破綻しかけているある夫婦の関係をプラハの街が物悲しくも美しく彩る『プラハ』 [c] 1998 BALBOA 2 APS ALL RIGHTS RESERVED
【写真を見る】破綻しかけているある夫婦の関係をプラハの街が物悲しくも美しく彩る『プラハ』 [c] 1998 BALBOA 2 APS ALL RIGHTS RESERVED

日本では映画祭で上映されたのみとなっていた『プラハ』(06)もラインナップ。父の死をきっかけに、父子関係で抱え続けた心の傷と、破綻しかけている妻との関係に向き合っていく男性を描いた人間ドラマ。複雑な男性の内面と、心を開かない夫との関係に孤独を感じて新しい恋人との愛に揺れる妻の感情のやり取りを、ミケルセンとスティーネ・スティーンゲーゼが繊細かつ激しく体現する。デンマーク映画だがチェコのプラハが舞台で、古都のような風情のあるプラハの街がせつない物語を物悲しくも美しく彩る。

ナチス占領下のデンマークに実在したレジスタンスの生き様を描く『誰がため』 [c] 1998 BALBOA 2 APS ALL RIGHTS RESERVED
ナチス占領下のデンマークに実在したレジスタンスの生き様を描く『誰がため』 [c] 1998 BALBOA 2 APS ALL RIGHTS RESERVED

『プラハ』と同じオーレ・クリスチャン・マセン監督が手掛け、ミケルセンがナチス占領下のデンマークに実在したレジスタンスを演じた戦争ドラマ『誰がため』(08)。デンマーク王国公文書館が当時の資料をタブーとして公開せず、語ることの許されなかった2人のレジスタンスの史実が描かれる。多くの犠牲を払いながらも第二次世界大戦下でナチスに立ち向かい、疑心暗鬼と過酷な運命に翻弄された実在のレジスタンスの生き様を、ミケルセンと『天使と悪魔』(09)のトゥーレ・リントハートが熱演する。デンマーク国民の8分の1を動員し、記録的な大ヒットを収めた話題作だ。

デンマーク製の本格西部劇『悪党に粛清を』 [c] 1998 BALBOA 2 APS ALL RIGHTS RESERVED
デンマーク製の本格西部劇『悪党に粛清を』 [c] 1998 BALBOA 2 APS ALL RIGHTS RESERVED

デンマーク製の本格西部劇『悪党に粛清を』(14)。ミケルセンとデンマークを代表する俊英、クリスチャン・レヴリング監督がタッグを組み、1870年代の米国に渡ったデンマーク移民の男が愛する者を奪われ、復讐という業に身を投じてゆく姿を描く。北欧産ながら西部劇の王道を感じさせるアクションが満載で、復讐譚としてのマカロニウエスタンの趣があるのも見どころ。主人公の宿敵を演じるのは、「ウォーキング・デッド」シリーズのジェフリー・ディーン・モーガン。

どの作品もマッツ・ミケルセンの魅力が堪能できる珠玉の作品ばかりで、Amazon Prime Videoチャンネル上の動画配信サービス「スターチャンネルEX」でも11月1日(金)より見放題配信となる。ミケルセンの誕生日をお祝いしながらチェックしよう!

文/平尾嘉浩

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