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危険な打球事故が多発中⁉ 安全にゴルフをするための4つの心得

  • 2024.10.23

こんにちは。ハウスキャディ歴●年のB子です。ゴルフシーズン真っ只中、私が勤めるゴルフ場もありがたいことに毎日満員御礼です。けれども、たくさんのお客様=様々な場所での渋滞多発。朝、車からキャディバッグを降ろす玄関前も、続々とやってくる車で渋滞。ラウンド中も、ショットはいつも前の組を待ち、ショートホールにいたっては1組待ち、2組待ち…なんてことも。前半がせっかく順調に終わったのに昼休憩が1時間以上もあるなど何かとスムーズに行かない、そんな時期でもあります。しかも、日没が早くなり気は焦るばかり。そんな時に起きがちなのが、打球事故です。

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◆実際にあった打球事故の例

最近起こった打球事故は、ミスショットが前方のティマークに当たり、思わぬ方向に跳ねて他のプレーヤーに当たってしまったというもの。「そんな偶然あるの?」と思うかもしれませんが、実はそれほど珍しいものでもありません。

先日起きたのは、フロントティから打った球がレディスティに当たり、前方で待機していた女性のお客様に直撃してしまったというもの。別の日には、すぐ目の前のゴールドティに当たって後ろに跳ね返り、ティグラウンドの後方で待機していた後続組のお客様に当たってしまったなんてこともありました。

ティマークでなくても、打球が木などで跳ね返り、打った人自身に当たってしまうという事故は時折起こります。ミスショットによる打球事故は、「フォア―」の声と共に飛んでくる距離のあるものよりも、目の前で起こるものの方が多いです。シャンクした球が他のプレーヤーに向かって飛んでいってしまった! なんていう経験も決して珍しくありません。

◆あわや打球事故⁉ 打ち込みが起こりがちな状況

渋滞しがちなこの時期は、打ち込みという状況も多発します。隣接したホールがあるときは、特に注意が必要です。ミスショットした球が隣ホールに飛んで行ってしまい、あわや打球事故なんてことは日常茶飯事。グリーンと次のホールのティイングエリアとの距離が近い時など、ホールアウトしたけど次のホールのティイングエリアに前の組がまだいるからとカートを移動させないでいたら、後ろの組から打ち込まれたなんて話もよく耳にします。

ミスショットだけでなく、良いショットでも危険な場合があります。前の組への打ち込みです。「届かないから大丈夫」と打った球が、なぜか前の組に届いてしまう。その理由はいくつかありますが、中でも危険なのはフライヤーによる飛びすぎです。フライヤーは、ラフだけではなくフェアウェイでも起こる可能性があります。打ってみたら思ったより飛んでた…なんて、打ち込まれた側からすれば笑い事ではありません。待たされることが苦手な人が「どうせ芯に当たらないから」なんて理由で打ってしまうこともありますが、かなり危険な行為です。

カートのナビに表示されている数字を信じて打ったら、実はナビが間違った距離を表示していて、前の組に打ち込んでしまった! という珍しい打ち込みも事例としてありました。

◆打球事故を防ぐためには?

【1】「フォアー」の声掛け

「フォアー」の声掛けは、打球事故防止のために非常に重要です。危険球を打ったら、すぐに「フォアー」と声掛けする。「フォアー」の声が聞こえたら、急いで身を守る。大きな声を出すことをためらっている場合ではありません。林に飛んで行った球はどちらに跳ねるかわからないということも念頭に置くようにして、飛球線上に人がいなくても声を出すようにしましょう。打った本人で無くても、同組であれば一緒に声掛けすることを忘れずに。

【2】 同組の人のプレーを見る。自分のプレーを見てもらう

至近距離の打球事故を防ぐためには、お互いにプレーを見ておくことが重要です。打つ人は、「打ちます」など声を掛けて周囲の人に自分がプレーに入ることを周知するようにし、全員が自分のショットを見ていることを確認してから打つように心がけます。他のプレーヤーが打つ際には、安全な場所にいるのはもちろんのこと、木の裏などに隠れる場合でもプレーが見える場所を選ぶようにしましょう。

【3】50ヤード以内は打ち込みと考える

例えば、前の組が200ヤード先にいる場合、150ヤード以上飛ばしたら打ち込みとなります。前の組に届かないとしても、50ヤード以内に打ち込まれた球は音がしたり、球が転がってくるのが見えたりして気になる人も少なくありません。50ヤードの猶予があることで、フライヤーなどで思わず飛んでしまった場合でも直撃ということは起こりにくくなります。

【4】 ホールアウト後は速やかに移動

のんびり打数を数えていたり、スコアを記入していたりして移動が遅いと、後ろの組から打ち込まれることも。ホールアウト後は、早めに次のホールへ移動をするようにしましょう。グリーンに打っていく側も、前の組がグリーンを終えたからといってすぐに打つのは危険。前の組が安全な位置に移動を終えたことを確認してから打つよう心掛けましょう。

◆キャディのB子 プロフィール

キャディのB子/あるゴルフ場のアルバイトキャディ。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、大学のゴルフサークルに所属。就職活動に失敗し、ハウスキャディのアルバイトをして就職先を探すはずが、キャディが天職と気づく。シャンクが一番の敵。

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