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藤原竜也“興玉”と広瀬アリス“小夢”が「キツネツキ」に挑む その現象は“祠”が鍵となっていた<全領域異常解決室>

  • 2024.10.23
興玉(藤原竜也)ら全決が今回挑むのは「キツネツキ」 (C)フジテレビ
興玉(藤原竜也)ら全決が今回挑むのは「キツネツキ」 (C)フジテレビ

【写真】キツネツキは敷地内にあった祠が大きな鍵となっていた

藤原竜也主演を務めるドラマ「全領域異常解決室」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系 /FODでは毎週放送終了後から次週のエピソードを先行独占配信)の第2話「ほこら破壊!キツネツキ」が、10月16日に放送された。第2話では、名門進学校として知られる女子高で集団失神が相次いで起こるという事象が発生した。(以下、ネタバレを含みます)

“不可解な異常事件”をテーマにした本格ミステリー

本作は、「マイファミリー」(2022年、TBS系)、「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年、TBS系)など、オリジナルで数々のヒット作を世に送り出してきた黒岩勉が脚本を、映画「変な家」(2024年)や現在公開中の映画「赤羽骨子のボディガード」など、映画監督としても活躍する石川淳一が演出を務めるほか、実力派スタッフが手掛ける本格ミステリー。

身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を全決(ゼンケツ)と呼ばれる世界最古の捜査機関「全領域異常解決室」が解決していく1話完結型ドラマとなっている。

扱う事件の対象は、まさに“あらゆる領域”におよび、「神隠し」「シャドーマン」「キツネツキ」といった“超常現象”で、現代科学の常識では考えられない“異常”に挑んでいく。そして、全話通して描かれる“大きな事件”は予測不能で、ハラハラドキドキの展開となっている。

全決所属で超常現象のスペシャリスト・興玉雅(おきたまみやび)を藤原竜也、元警視庁音楽隊カラーガード出身の警察官で全決に出向を命じられた雨野小夢(あまのこゆめ)を広瀬アリス、全決の局長・宇喜之民生(うきのたみお)を小日向文世が演じる。

他に、全決に異常事件の捜査を依頼する内閣官房国家安全担当審議官の直毘吉道(なおびよしみち)を柿澤勇人、警視庁捜査一課の警部・荒波健吾をユースケ・サンタマリア、警部補の二宮のの子を成海璃子、巡査部長の北野天馬を小宮璃央が演じ、デリバリースタッフ芹田正彦役で迫田孝也が、謎の女性・豊玉妃花役で福本莉子が出演している。

「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ

全決が捜査するのは高校で相次いで発生している“集団失神”

名門進学校として知られる葛乃葉(くずのは)女子高等学校で“集団失神”が相次いで発生。1カ月ほど前から生徒の授業中の居眠りが急激に増えて、教師も含めて7割の生徒たちが失神を経験しているという。

この件に関して、謎の神ヒルコを名乗る人物から犯行声明が出されたことで、全決の興玉(藤原竜也)と小夢(広瀬アリス)が原因究明のため捜査を開始した。

「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ

集団失神だけでなく、自殺や失踪事件も起こっていた

興玉と小夢は、学校で関係者に話を聞くことに。校長から生徒会長の3年生・剣持日向(清乃あさ姫)を紹介されるが、その様子を生物教師の山杉幹夫(林泰文)がこっそりとのぞいていた。興玉がそれを見つけて追いかけるが、山杉は逃げていってしまった。

いろいろと調べてみると、この学校で起きていたのは集団失神だけではなかった。2カ月前、生徒会長を務めていた白石一香(井上音生)が飛び降り自殺し、“イケメン先生”と言われて人気のあった教師の池神(中尾暢樹)が失踪するという不審な事件が立て続けに起こったらしい。

話を聞いた興玉は、「何かに祟られてますね、この学校は」と口にするが、あることに気づいて「おいおいおいおい!」と言いながら駆け出した。興玉は学校の敷地図に載っていた“祠(ほこら)”が無くなっているのに気づいたのだ。剣持によると、ボロボロになっていたので生物部で解体したという。

近くにバラバラになった祠を見つけ、興玉は確信したかのように「これが祟りの正体です」と言い放つ。そして、体育館に生徒たちを集め、興玉が説明した。「皆さんが急に意識を失ってしまう理由は、狐憑きです」と。

「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ

集団失神の真相が明らかに

ここまでの状況を見ると、興玉の言う通り、狐憑きというしかない。まさに全決が対処すべき超常現象だと言える。しかし、これは“人災”とも言える事件だったことが興玉によって明かされていく。

推薦で大学進学が決まっていた白石と剣持は、学校で禁止されていたアルバイトを行っていた。それに気づいた池神は、彼女たちをおどし、黙認する代わりに盗撮の手伝いをさせていた。それを苦にして白石は校舎の屋上から身を投げた。

剣持の異変に気付いたのが、興玉たちが来た時に覗き見をしていた山杉で、剣持だけでも救おうとして池神に自首をすすめた。しかし池神は剣持をおどして、山杉に盗撮の罪をすべて押し付けようとした。それに反抗した剣持は池神ともみ合う形になり、池神が倒れた時に祠のキツネに頭をぶつけて死んでしまった。

その時に剣持が「助けてくれなかった!」と言って祠を壊してしまった。山杉は剣持に駆け寄り、剣持たちをかばって罪を全部かぶることを決意。山杉が剣持をつけ回すような行動をしていたのは、彼女をことを見守ろうとしていたからだった。

祠が壊されたことで、息吹きの竹筒が抜けてしまい、そこから地下のメタンガスが発生したことが集団失神の原因ということも明らかになった。

「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ

どこまでが人間によるもので、どこからが超常現象なのか

前回の「シャドーマン」の時と同じく、超常現象ではなく人間の仕業だった。しかし、前回と同様に不可解な出来事もあった。それは小夢が“何か”を見たということだ。やはり小夢には何か特殊な能力があるということなのだろうか。

そして、今回の事件に関して謎の神ヒルコが犯行声明を出したということは、今回も超常現象とは関係ないと完全には言い切れないところがある。

もう一つ、前回でも思ったが、謎の女性“豊玉妃花”(福本莉子)の存在が気になりすぎる。興玉は彼女のことを知らなさそうだが、全決の局長・宇喜之民生(小日向文世)は彼女の正体を知っていて、「最近暴れすぎじゃないですか?」と牽制するような発言も。宇喜之も妃花も表情からは本心が読み取れなさそうなので、二人の関係性と妃花の正体が明かされるのはもう少し先になりそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
「全領域異常解決室」第2話より (C)フジテレビ
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