【2024年秋冬】人気の配色はブルー＆グレー＆ホワイト！ トレンドカラーを使ったコーデ4選

アメリカのパントン社は、毎年2月に次の秋冬シーズンのトレンドカラー情報を発表します。

今回は、2024年2月に発表された「2024秋冬トレンドカラー」から8種類の配色を作り、All Aboutの読者の皆さんに「2024秋冬あなたの好きな配色は？」というアンケート調査を行いました（有効回答数：50件、集計期間：2月29日～10月4日）。

今回は、上位に選ばれた配色のおすすめコーディネート例をご紹介！ ぜひ秋の装いの参考にしてみてくださいね。

ブルー系・グレー系・ホワイト系の組み合わせが人気！

アンケート回答から得られた人気の配色は次のとおりです。今回は、TOP4の配色を取り入れたコーディネートを見ていきましょう。

1位：「ストームフロント＆スターライトブルー＆アーモンドミルク」（26.0％）
2位：「レッドオレンジ＆ホワイトスワン＆イタリアンプラム」（24.0％）
3位：「アーモンドミルク＆ストームフロント＆ウェイブライド」（20.0％）
4位：「ピューレドパンプキン＆アーモンドミルク＆ストームフロント」（10.0％）

ブルー系・グレー系・ホワイト系を組み合わせた寒色系のマニッシュな配色が、1位と3位にランクイン。約半数の人がブルー系・グレー系・ホワイト系の組み合わせを支持しました。

水色＆ライトグレー＆白で優しげに

1位の「ストームフロント＆スターライトブルー＆アーモンドミルク」は、ソフトで優しげなイメージ。

この写真は、水色の長袖シャツとグレーのパンツに、ライトグレーのセーターを羽織り、白いスニーカーを合わせたコーディネート。メンズライクなアイテムを柔らかい色づかいで取り入れ、辛さと甘さのバランスを整えています。

濃いブルーとグレーと白ですっきりと

3位の「アーモンドミルク＆ストームフロント＆ウェイブライド」は、スマートでモダンなイメージ。

この写真は、濃いブルーのニットブルゾンとグレーのパンツに白いスニーカーを合わせたコーディネート。ニットの襟や袖口に入った白いラインとスニーカーの白がリンクして、すっきりとした印象になっています。

ブルー系・ホワイト系・グレー系の組み合わせでも、トーンによってイメージが異なる点が魅力ですね。

オレンジ系はパープリッシュなグレーブラウンを合わせると新鮮！

暖色系を取り入れた秋らしい配色は、2位と4位にランクイン！ 2位の「レッドオレンジ＆ホワイトスワン＆イタリアンプラム」は、オレンジ系・ホワイト系・パープル系を組み合わせた配色です。

この写真は、オレンジ系とブラウン系とベージュ系のコーディネートです。イタリアンプラムはよく熟したプラムのような色で、パープル系でありながらブラウンとグレーが混ざったような色。

ファッションアイテムでこの色を探すのは難しいですが、ブラウンやグレーの代わりに取り入れると少し差のつくコーディネートになります。

使い勝手のいいレッド系の羽織りアイテム

4位の「ピューレドパンプキン＆アーモンドミルク＆ストームフロント」は、レッド系・ホワイト系・グレー系の配色。

この写真は、グレー系のチェック柄シャツにレッド系のカーディガンを羽織ったスタイルです。秋冬のコーディネートに色物を取り入れたいとき、カーディガンはおすすめのアイテムの一つ。さらっと羽織ったり、肩にかけたりと、色の分量を調整しやすいのが魅力です。

ブルー系・グレー系・ホワイト系の魅力とは？

ブルー系は老若男女に好まれる色。海や空の青は地球上で最も目にする機会が多い色なので、親しみやすさを覚える人が多いのかもしれません。オレンジ系やレッド系を取り入れると見た目に暖かな装いになりますが、目立ちやすいので着る機会が限られる傾向はあります。

グレーはファッションの定番色の一つ。黒よりも柔らかい印象になり、ブラウンよりもクールな印象になります。グレーは個性がない色だからこそ、使い勝手のいい色です。

また、日本では白を取り入れた配色が好まれる傾向があります。例えば、着物は白い半衿（はんえり）や足袋を取り入れるとすっきりした着姿になります。今回のアンケートで提示した配色も、ホワイト系を取り入れた配色が上位を占めました。

皆さんも色づかいに迷ったときは、グレーや白を組み合わせてみてくださいね。

松本 英恵プロフィール

カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー（色占い）などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。

文：松本 英恵（カラーコーディネートガイド）