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Xユーザーの悩みに的確なタイミングで自社製品を訴求 象印公式のX活用がうますぎる

  • 2024.10.23

息子の水筒にパッキンをつけ忘れてしまったというあるXユーザーの体験談と、それに対する象印マホービン公式アカウント(@zojirushi_JPN)のファインプレーな反応がX(Twittter)で注目されている。

的確に自社製品を訴求するリプライに注目

パッキンは水筒の水漏れを防ぐ役目を果たす大事なパーツ。洗いやすさを考慮してパッキンを取り外しできるタイプの水筒も多い。こちらはカビなどを防ぎやすいというメリットがある反面、うっかりつけ忘れてしまったというアクシデントも起こりやすい。

パッキンが取り外せると衛生面ではアドバンテージがあるが…(画像はイメージ) 出典:Togetterオリジナル

今回投稿したXユーザーの息子さんは7歳で、日ごろから水筒をランドセルに入れて持ち運んでいる。さらに息子さんは帰り道の間にランドセルを道に置いてネジを拾ったり虫を捕まえたりするようなアクティブなお子さんだという。

そんな息子さんの水筒にパッキンをつけ忘れたということは…その後どんな悲劇が待ち受けているかは想像に難くない。「もうすぐ帰る息子のランドセルを見るのが怖いの。ねぇ怖いの」というコメントとともに投稿された、パッキンが食器干しにぽつねんとひっかかったままの写真が、軽いホラー画像に見えてくる。

そんな投稿に対し、象印マホービンの公式アカウントが、

当社のシームレスせん搭載ボトルなら、せんとパッキンが一体型になっているので、パッキンにまつわる様々なお悩みを解決します
出典:Togetterオリジナル

とリプライした。

「シームレスせん」とは、パッキンのつけ忘れ防止のためにパッキンが一体型になったせんのこと。

シームレスせんシリーズ(画像はプレスリリースより) 出典:Togetterオリジナル

潜在顧客の「ペインポイント」に対して、実に的確なタイミングで自社商品を訴求するその手腕に、他のXユーザーからは「ここに滑り込む象印w いいと思う」「チャンスを逃さない仕事がデキる象さん」といった反応が相次いだ。

結局、投稿者の息子さんのランドセルの中は予想通り悲惨な有様になっていたようで、投稿者は象印公式に対して「買い換えの際は、必ず!象印さんのにします」と書いている。

Xユーザーの投稿から2年越しにカラバリ追加報告

象印公式アカウントのファインプレーは、過去にも話題になったことがある。奇しくも、こちらも「シームレスせん水筒」に関連するものだ。

2020年にあるXユーザーが象印のシームレスせん水筒について「(カラーバリエーションで)パープルがあったら即決なのに…」と投稿した。

こちらに対して、象印公式が素早く「シームレスせんに興味を持っていただきありがとうございます!カラーについて貴重なご意見ありがとうございます」とリプライ。

その2年後の2022年に、実際に「ライラックパープル」がカラーバリエーションに追加された。そして、象印公式が2年越しにそのXユーザーに対して報告のリプライを送ったのだ。

投稿者も「2年前にツイートしたこれ、象印さんがパープル採用してくれて今日リプいただいたんですけど、えっ?!?!本当に?!?!手厚すぎますでしょ!!!!」と驚きと感謝の反応を示した。同時に、この投稿をきっかけに「私もパープルを買う」と言うXユーザーが相次ぐ流れになった。

Xでは、一般ユーザーと積極的に交流しながら自社の顧客獲得につなげようと試みる企業公式アカウントの取り組みが盛んにおこなわれているが、象印公式のX活用のきめ細かさは、公式アカウント運用の一例として参考になりそうだ。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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