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【MLB】公式打撃データ上位を独占、最強打者4人が激突するワールドシリーズ 大谷翔平、ジャッジらを米記者分析「本塁打ショーを期待」

  • 2024.10.23
左からジャンカルロ・スタントン、大谷翔平、アーロン・ジャッジ、フアン・ソト(C)Getty Images
SPREAD : 左からジャンカルロ・スタントン、大谷翔平、アーロン・ジャッジ、フアン・ソト(C)Getty Images

メジャーリーグは25日(日本時間26日)から、今季の世界一を決めるワールドシリーズが開催される。ア・リーグ優勝のヤンキースは、2009年以来の大舞台へ。対するナ・リーグ覇者ドジャースは、パンデミックによる短縮シーズン2020年以来となる世界一へ挑む。
MLB公式サイトは21日(同22日)、「MLBでもっとも強打の打者4人がワールドシリーズに揃う」と題した記事を掲載。大谷翔平投手にアーロン・ジャッジ外野手、フアン・ソト外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手のスラッガー4人の今季打撃データを分析した。

■ソトとスタントンも肉薄

記事を担当したのは、MLB公式の分析システム『スタットキャスト』のデータ部門に所属するデビッド・アドラー記者。同氏は、今回のワールドシリーズは「歴史に残るスラッガーの競演になる」と主張。前述の4選手が、打撃指標の「パワー部門」で上位を独占していると紹介した。
最初に注目したのは、近年のベースボールにおいて重要視される「バレル率」だ。もっとも安打になりやすい打球速度と角度の組み合わせ「バレルゾーン」の割合を示す指標で、(打球300回以上で)全選手トップはジャッジの26.3%。2位が大谷の21.6%、3位スタントン21.1%、4位ソト19.9%と続く。5位以下は16%台で、いかにこの4人が突出しているかが見てとれる。回数では大谷の109回がトップ、次いでジャッジ、3位ソト。スタントンも5位に入っている。

■「4人がトップに君臨」

また、今季の「平均打球速度」では、こちらもジャッジの96.3マイル(約154.9キロ)がトップに。2位が大谷の95.8マイル(約154.1キロ)、3位はパイレーツの“怪力”オニール・クルーズ内野手。4位がスタントン、5位にソトがランクイン。そして、95マイル以上の打球割合を表す「ハードヒット率」でもジャッジ、大谷、ソト、スタントンがトップ4に君臨している。
加えて、110マイル(約177キロ)以上の本塁打数では大谷の29本がトップ、以下はジャッジ、スタントン、ソトの3人。スタントンはやや安定感に欠けるものの、平均スイング速度はメジャー全選手でトップ。当たればナンバーワンクラスの怪力で、全本塁打の72%が110マイル超えで他3人を圧倒している。
アドラー記者は、「現在のメジャーリーグでもっとも打球を遠く、そして強烈に飛ばす4人が顔を合わせる。パワーヒッティングの指標において、彼ら4人がトップに君臨しているのだ。このスラッガーたちが競い合う姿は、本塁打ショーを期待するファンにはたまらない展開」と綴り、ド派手な一発が飛び交うだろうと期待を込めた。
ヤンキースとドジャースが激突する今季のワールドシリーズは、25日(同26日)ドジャースタジアムで開幕。スラッガーたちのアーチ競演にも期待したい。

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