「なぜこの写真だけ？」祖母が亡くなったあとに気づいた謎の現象。まさか！？祖母との約束を思い出して

「祖母が亡くなった」と連絡があったのは突然のことでした。癌で闘病していましたが、何度も持ち直してきたので祖母は強い人だと思い込んでおり、亡くなるなんて思っていませんでした。そんなとき、ふとスマホの写真フォルダを見たら不思議な現象が起きており……。祖母と生前に交わした“ある約束”を思い出しました。

当時、私は出産したばかり。新生児を抱えて遠方の地元へ戻るのは難しく……。祖母の葬儀に行くことは諦め、せめてもと弔電（電報）を送りました。その後は慣れない新生児のお世話に毎日必死で、祖母が亡くなったという実感がわかないまま、日々を過ごしていました。

そんなある日、子どもが寝たあとに産後の写真を見返そうとスマホの写真フォルダを開けたときでした。出産日に撮影した写真の一部が真っ黒な画像になっていたのです。ビックリして詳しく見ていくと、データが壊れていた画像はすべて子どもが写っていた写真。

入院食や夫の写真もあったのですが、それらはデータの破損もなく、赤ちゃんの写真だけがきれいに消えているという不思議な現象に固まってしまいました。いろいろ考えましたが、ひ孫の誕生を楽しみにしていた祖母が、写真を持っていったのかなと思うようにしています。

ですが、ひ孫を実際に会わせる約束を叶えられなかったのが悔やまれ……。今後、大事な人には直接会いに行きたいと思っています。

著者：尾形香織／40代女性・専業主婦。3歳と7歳の兄弟を育てる母。義両親と同居中。

イラスト：あやこさん

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年10月）

ベビーカレンダー編集部