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飛距離が出るアドレスはどっち…?飛んで止まる弾道の作り方を解説

  • 2024.10.22

アイアンで目指すべき弾道とはどのようなショットを言うのでしょうか?

アイアンの飛距離をアップさせるためには、高く上がりながら前に飛ぶことが必要とされています。

さらに、飛んだうえで止まる弾道も作れるという方法を吉本プロが解説します!

アイアンは飛ぶだけではスコアはよくならない

アイアンは「グリーンオン」を狙って打つことが多いクラブ。飛ばすだけでなく“止まる”弾道にならないとスコアメイクができません。「飛んで止まる」最高の弾道は「高弾道かつ強弾道」。高初速の打ち出しから適正スピンによって、弾道の最高到達点まで上がり、そこから“ポトリ”とグリーンに落ちていくのが「アイアンのプロ球」といわれる球筋です。

この球筋をマスターするには、入射角の管理やディロフト(インパクト時にロフト角を立てること)の意識など、アイアンならではの「重要ポイント」がいくつかあるので、それを詳しくお教えします。

イメージだけで入射角をコントロールする

飛距離が出るアドレスはどっち…?飛んで止まる弾道の作り方を解説
どの階層にヘッドを入れていくかをイメージしよう!

まずは、不可欠となるボールミートの話から。ミート率とは「ボール初速」を「ヘッドスピード」で割った数値のことで、「ヘッドスピードに対していかに効率的に初速を出せているか」を示す数値です。アイアンショットにおいて、この「ミート率」を上げていくには「入射角の管理」が重要になります。

地面から打つクラブなので、ダウンブローが前提になりますが、極端に打ち込む必要はありません。むしろ、しっかりと打ち出し角をつけながら飛ばせる弾道を作っていくためには「レベルブローに近いイメージ」で振っていくのが◎。

上の写真のようにボールを3つの階層に分けて、どの階層にヘッドを入れていくかをイメージすると、自然に入射角をコントロールできてきます。「最高の飛び弾道」を打っていくためには、地面スレスレの“最下層”に入れるイメージでスイングしましょう!

ボール位置は真ん中より少し左に

ボールを体のセンターにセットするアドレスは、ライン出しなどの”コントロールショット”を打つ場合。最大飛距離を出すときは、打ち出し角を確保しづらくなってしまうのがデメリットなので、左のセットアップに変更しよう。

ボールを少し左寄りにセットして構える。先ほど説明したボールの「最下層」にヘッドを入れるイメージが出しやすく、入射角がゆるやかなダウンブローになりやすい。振り抜きがよくなり初速がアップ。ミート率も上がる。

ゆるやかダウンブローで打ち出し角とミート率を上げる

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マットが「シャッ!」っと軽めの音を立てる入射角で素振りを繰り返すと、ボールの最下層にクラブを入れられる

ミート率アップは、クラブの振り抜きをよくする必要があります。ボールを少し左寄りにセットしてゆるやかなダウンブローをイメージすると、クラブを振る方向とボールを打ち出す方向が近くなる。その結果、エネルギー効率が上がり、ミート率も向上。打ち出し角も高くなるので、飛ばせる弾道になってきます。

この「ゆるやかなダウンブロー」をマスターするためには、上の写真のようにマットを「こする」イメージで素振りを繰り返すドリルが有効。マットが「ドンッ!」と音を立てているときは、入射角が鋭角すぎる証拠。その場合は、少し“払い打つ”イメージをもつといいでしょう。

いかがでしたか? 吉本プロのレッスンをぜひ参考にしてください!

レッスン=吉本祐基
●よしもと・ゆうき/1996年生まれ、千葉県出身。東北福祉大学ゴルフ部卒。現在は、千葉県内を中心にレッスン活動を行ないつつ、Abemaツアーにも参戦。豊富な知識と実戦での経験をリンクさせたレッスンに定評がある。

構成=石川大祐
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール

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